よくあるご質問

Q1バケツの表面に緑色の藻(も)が出てきたけど、害はある?
アオミドロという藻(も)の一種だと思われます。稲(いね)への害はありませんので、そのままでもだいじょうぶですが、アオミドロが土の表面をおおうくらい増えると、土に日光が当たらなくなり、稲(いね)への栄養が少なくなってしまいます。その場合、水と一緒(いっしょ)に流し出して新しい水を入れてください。
Q2すべての芽が出てから種まきをするの?
ひとつひとつの種もみの成長には、芽がすぐに出るものや、一週間たっても芽が出ないものなど違(ちが)いがあります。もし芽が出ていないものがあっても、全体の8割の芽が出ていれば、そのまま土に種をまいて様子をみてください。その後は葉が3、4枚に増えたら、茎(くき)が太くて元気な苗(なえ)を4、5本選んで、まとめてバケツの真ん中に植えかえてください。
Q3一週間たっても芽が出ない。どうしたらいいの?
種もみが芽を出すために必要な温度が低いと芽が出ません。できるだけあたたかい場所に置くか、ぬるま湯に一晩(ひとばん)つけるなどの方法で、芽が出やすいあたたかい環境(かんきょう)を作ってください。また、水の深さは種もみがひたひたになるくらいにして、種もみが空気を取り入れやすい状態(じょうたい)にします。
Q4油かすを入れたらヘンなにおいがする。どうして?
油かすや、十分に発酵(はっこう)していない牛ふんなどを土に加えると、気温が高くなってきたときに悪臭(あくしゅう)を発生することがあります。これは、バケツの中で油かすや牛ふんが発酵しているために起きるものです。このようなときは、土の根をいためることがありますので、水を取りかえる回数を増やします。それでも悪臭(あくしゅう)が消えない場合は、土の根をきずつけない場所にシャベルを垂直(すいちょく)に差(さ)しこみ、土とシャベルの間に隙間(すきま)を作り、そこに勢いよく水を流(なが)しこみます。水がきれいになるまで数か所でおこなってください。
Q5種をまいた後の水の量はどのくらい?
バケツに種をまいた直後から5cmほど苗(なえ)がのびるまでは、土の表面の窪(くぼ)みに水たまりができる程度の水の量を保ちます。その間、雨が降ってバケツに水がたまらないように、日当たりと風通しの良い屋根のある軒下(のきした)などにバケツを置いてください。また、この時期はスズメが種もみを食べに来ることがありますので、バケツにザルや鳥よけのネットをかぶせて防いでください。苗(なえ)が5cmほどのびてしっかり立つようになれば、ザルやネットを取りはずして水を2、3cmの深さに張って保(たも)ちます。
Q6肥料がなくてもバケツ稲(いね)は育つの?
肥料がなくても、土に含(ふく)まれている栄養によって、稲(いね)は育ちますが、稲(いね)が元気よく育つためには、はじめから肥料を入れた方がよいでしょう。
Q7葉の先が枯(か)れてきた。どうしたらいいの?
苗(なえ)を移しかえた直後から、周囲の古い葉から枯(か)れはじめます。これは、稲(いね)を大きくするために、最初に育った葉などの栄養を根に送り出して、根を育てはじめるためです。栄養を送り終えた葉や茎(くき)は葉先から自然に枯(か)れていきますが、新しい葉が真ん中から出てきますので心配いりません。他に枯(か)れる原因は稲(いね)の病気です。この場合の枯(か)れ方は、白くなったり、葉の真ん中や全体に茶色や黒のはん点が出ます。しばらく様子をみて、病気の枯(か)れ方をしていたら、もう一度やり直した方がよいでしょう。
Q8水面が緑色になってきたけど、だいじょうぶなの?
アオミドロという藻(も)の一種だと思われます。稲(いね)への害はありませんので、そのままでもだいじょうぶですが、アオミドロが土の表面をおおうくらい増えると、土に日光が当たらなくなり、稲(いね)への栄養が少なくなってしまいます。その場合、水と一緒(いっしょ)に流(なが)し出して新しい水を入れてください。
Q9苗(なえ)を植えかえるときの本数は何本?
植えかえでまとめる本数は4、5本が最適です。残った苗(なえ)を育てたいときは、別に土とバケツを用意して育ててください。余った苗は、うまく育たなかった時の予備として残すこともできます。
Q10知らないうちにバケツの中に草が生えてきたけど、なぜ?
自然に、草が生えてくることはよくあります。これは土の中にもともと種が入っていたり、風などで飛んできたりしたことなどが原因です。雑草は稲(いね)の栄養分を吸収(きゅうしゅう)しますので、見つけた時はすぐにぬいてください。ただし、ヒエのように稲(いね)にそっくりな雑草があるので、ぬく時は注意してください。雑草の目安は、茎(くき)元がうっすら赤っぽくなっているものや、茎(くき)の節目に白い産毛がないものです。茎(くき)の節目に白い輪(わ)や産毛があったり、根元に赤みが入らないのは稲(いね)の特徴(とくちょう)です。よく確認(かくにん)してからぬきましょう。