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お米ができるまで

「米」という字を分解(ぶんかい)すると、「八と十と八」の文字からできているようにも見えます。
お米を作るには88もの手間がかかることから、この字がつけられたともいわれます。
それくらい、米作りはたいへんな仕事。

〈お米ができるまで〉

①種(たね)を選(えら)び、芽(め)を出させ、苗(なえ)を育てます。【発芽(はつが)・育苗(いくびょう)】
②田んぼのふちの土をトラクターという機械(きかい)で高く盛(も)り上げ、肥料(ひりょう)を土にまいて深く耕(たがや)したら、初(はじ)めて田んぼに水を入れます。【あぜぬり・田起こし】
③そのあと、表面が平らになるようトラクターでならします。【しろかき】
④苗を田んぼに植えたら、水の量(りょう)を調節(ちょうせつ)します。【田植え】
⑤苗の成長(せいちょう)を助けるために、田んぼの雑草(ざっそう)をとったり、苗の間を深くほったりします。【除草(じょそう)・みぞ切り】
⑥田んぼの水をぬいて、1週間くらい乾(かわ)かします。【中干(ぼ)し】
⑦病気にならないように薬や肥料をあたえます。【施肥(せひ)】
⑧日照(で)りや台風などに備(そな)えます。【管理(かんり)】
⑨お米が実ったらコンバインという機械で収穫(しゅうかく)します。【イネかり】
⑩かり取ったお米(もみ)は水分がまだ多くふくまれるので、カントリーエレベーターで乾かして保管(ほかん)します。【乾燥(かんそう)・貯蔵(ちょぞう)】
⑪イネかりが終わった田んぼに肥料をまいて、翌年(よくねん)の米作りに備えます。【土作り】

みなさんが毎日口にするごはんは、農家の人たちのこれだけの仕事があって初めて食べられるものなのです。
だからこそ、一つぶ一つぶ大切に「いただきます」。