あきたこまち




名前の由来
秋田県湯沢市生まれといわれており、平安時代の美しい歌人として有名な小野小町の生まれが秋田県湯沢市だといわれていることにちなみ、秋田生まれのおいしい米として、末永く愛されるように願いを込めて命名されました。
誕生エピソード
非常に美味いお米なのに秋田県では栽培できなかった「コシヒカリ」の良さを受け継ぐお米作りを目標に品種開発されました。日本各地の品種を現地視察する中で、福井県農業試験場で交配された「コシヒカリ」と「奥羽292号」の掛け合わせ品種が「秋田での栽培に合っているかもしれない」と、アドバイスされ譲り受けたのが「あきたこまち」でした。秋田県でも栽培しやすく、かつ理想とするコシヒカリのおいしさを持った品種であることが確認でき、晴れて「あきたこまち」が誕生しました。
おいしさの特徴
透明感や光沢、香りに優れ、もち肌のように繊細でツヤツヤと輝く粒で、粘り・弾力性に富んでいます。食味ランキングでは、最高峰の特Aランクに何度も選定されるほどのおいしさです。炊きたてはもちろん、冷めてもおいしいので、お弁当やおにぎりなどにもおすすめです。
秋田県南部のJAうごの「あきたこまち」は、パッケージにもこだわっています。美少女イラストで有名な西又葵先生の「美少女こまち娘」を起用し、表面を和紙でコーティングしてあり、高級感があります。
JAうごHP
http://www.ja-ugo.jp/sub_nou/kome1.html
秋田県南部のJA秋田おばこでは「秋田おばこ米 プレミアムあきたこまち」というブランド米を生産しています。米を精米したときにできる「米ヌカ」と国産大豆を使ったオリジナル肥料を使用しています。有機質100%肥料にこだわって作られた厳選米をお試しください。
JA秋田おばこHP
http://ja-obako.or.jp/item/2057
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
見た目の粒はやや小ぶりであるが、その割には噛んでみるとやや固めで、粒の力を感じることができる。うま味が口の中で立ち上がるスピード、広がりの浸透度は申し分ない。それでいてさっと口の中から消えていくため、ややあっさり目の印象を与える。米粒のおねばは十分に滲み出ており、そのねっとりとした食感は上あごに十分訴えかける力があり、気持ちがいい。