つや姫




名前の由来
炊きあがりのツヤと輝きが素晴らしく、10年かけて大切に育ててきたという想いを「姫」という文字に込め、「つや姫」と名づけられました。
誕生エピソード
「コシヒカリ」と「はえぬき」のおいしさを生み出したルーツとなる「亀ノ尾」から誕生したつや姫。「亀ノ尾」は、山形の風土が生んだお米であるため、まさに山形の系譜から生まれた山形米です。全国的に「コシヒカリ」が作られている中で生産者から当時山形の主力であった「はえぬき」よりもおいしい県産米の開発を求められ、山形県立農業試験場庄内支場(現 山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)で育成されました。暖房したハウス内で冬期間も栽培することで育成期間の短縮に務め、早い段階から実際にご飯を炊いて食味試験を実施するなど、試験方法を変える工夫をし、10万分の1の確率で選抜。交配から10年の歳月をかけて、ようやく、そのおいしさにより“コシ(ヒカリ)を抜かす”米、「つや姫」が誕生しました。 パッケージは、お米を表現する「※」という記号と、山に囲まれた山形の大地、朝日を表現しています。米どころ山形と日本(日の丸)で、「新しい和」のイメージを醸し出しています。
おいしさの特徴
「つや姫」は、“ごはんそのものがご馳走”といわれるほど、「粒の大きさ」「白い輝き」「うまさ」「香り」「粘り」が際立っており、 味わうほどに至福の喜びに満たされます。食味ランキングでも「ツヤがある」、「粒がそろっている」、「甘みがある」、「うま味がある」などの評価を得ており、農業総合研究センターの食味官能試験でもコシヒカリを上回る結果となりました。 山形の農の匠が丹誠込めて育てる、安全で、おいしさを極めた特別なお米「つや姫」は、「白いごはん」が大好きな人におすすめのお米です。
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
見た目の粒の大きさ、照りは申し分ない。噛みしめると粒の硬さはこちらの歯を跳ね返すくらいの弾力があり、それでいてその弾力の先には粘りも感じることができる。粒自体の主張が強く、口の中でひと粒ひと粒の顔が見える。ごはんを口に含ませると、既にのどの入り口からして甘く感じる。粒の表面のおねば、上あごで感じる抵抗感、粒同士のほぐれ具合、すべてにおいて申し分ない。