とちぎの星




名前の由来
様々な災害にも打ち勝ち、燦然と輝く、栃木の星となって欲しいという期待を込めて命名されました。
誕生エピソード
栃木県オリジナル品種「なすひかり」や「あさひの夢」は、温暖化などの異常気象や自然災害で、収穫量の減少や品質の低下が課題となっていた。これらの課題を克服すべく誕生した「とちぎの星」は、特A経験の多い「なすひかり」を父に持ち、2015年産で見事に特Aを獲得しました。さらに、「なすひかり」は栃木県北部、「あさひの夢」は栃木県南部での栽培と、それぞれに栽培できるエリアが限定されていましたが、「とちぎの星」の誕生によって、栃木県のどこでもおいしいお米が栽培できるようになりました。パッケージの青さも目を引きますね。
おいしさの特徴
大粒で豊かな甘さがあり、炊飯後も粒がしっかりしていて品質が良いのが特徴です。冷めてもおいしいため、丼物やカレーなどによく合います。栃木県でおいしいお米ができる理由は、雷です。雷は栃木県の名物で宇都宮市は「雷都」と呼ばれるほど雷が夏に集中します。 雷を伴った夕立のおかげで夜の気温が下がり、この昼夜の寒暖差が甘みのあるお米になるのです。
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
においは素直な甘い香りがする。見た目はやや小ぶりで、照りは申し分ない。一口ごはんを口に含むと、口の中でごはんのかたまりが、上あごも含めてもあちこちの箇所でアピールしてくる。まるで口でごはんのかたまりが踊っているかのようだ。噛み続けると、さわやかに甘みが過ぎ去っていく。それでも飲み込む直前に、甘みがのどの入り口に残っており、それだけ粒の力を感じることができる。