結びの神




名前の由来
食や地域社会、自然などと、人との間でつながりが薄れているといわれる中で、“つながり”への気持ちを込めて命名されました。
誕生エピソード
三重県農業研究所が2000年から12年の歳月をかけて開発した、「三重23号」の中でも「みえの安心食材認証」を取得した登録農家生産者のみが作ったお米です。夏の温暖化高温化によりお米の栽培環境下では、高温障害という白く濁った粒の発生に悩まされていました。そこで高温に強い耐性があり、粒が大きくて美しくおいしい新品種の開発に取り組み誕生しました。コシヒカリに代わる新しい三重ブランド米として、年々生産が拡大しています。
おいしさの特徴
厳しい基準(タンパク質6.8%以下(水分15%換算)、農産物検査1等のみ)をクリアした「三重23号」のみが、「結びの神」として認められます。米粒が大きくしっかりしているため、ふっくら美しい炊きあがり。もちもち感がありながらべたつきが少なく、噛みしめるほどに味わいが広がります。冷めてもおいしく、おにぎりやお寿司、丼物、カレーライスなど、家庭・外食問わず人気のメニューに最適なお米です。
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
見た目の粒の張り・大きさ・照りは申し分なく、重量感がある。粒の張りは噛んでみても実感できるほどである。そして噛んだ後に粒の中のでんぷんが、奥歯全体に広がっていくようだ。味はややさっぱりしており、飲み込んだあとの甘さの余韻は喉の浅いところで流れていく。全体的に粒が独立しており、口のなかで転がるイメージである。そして飲み込んでも塊としてのお米の美味しさが、喉のなかでも楽しめるほどである。