きぬむすめ




名前の由来
キヌヒカリの次を担う品種となることを願い、“キヌヒカリの娘”として名づけられました。
誕生エピソード
良食味品種である「キヌヒカリ」と「祭り晴」をかけ合わせて生まれたお米です。「日本晴」熟期の良食味品種の育成を目指し、(独)九州沖縄農業研究センターで開発されました。「コシヒカリ」並みにおいしく、玄米品質も安定しており、島根県では、コシヒカリに次ぐ主力品種として普及に力を入れており、生産量は日本一です。
おいしさの特徴
ツヤと白さが格段によい「きぬむすめ」は、タンパク質、アミ ロース、食味スコアで「コシ ヒカリ」と同等の数値を示しており、「コシヒカリ」に負けない食味評価を受けています。島根米の新たな優良品種として関係者からも評価されています。
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
においは思わず大きく吸いこんでしまいたくなる香り。見た目は張り・大きさ・つやすべてにおいて問題なし。粒の顔が見える。口に含むと、ほくほくぽろぽろと気持ちよくほぐれ、粒をしっかり噛みしめたくなる。しゅっとした甘みで、じんわり口の中で広がる。ごはんのかたまりがのどを通りすぎるときに、ふたたびじんわりと味の余韻を楽しめる。