おいでまい




名前の由来
讃岐弁で「いらっしゃい」という意味です。香川県で生まれた新しいお米を多くの人に食べて欲しい、食べにきてほしいという願いを込めて、柔らかい讃岐弁を使っています。
誕生エピソード
香川県のオリジナル品種です。西日本のお米は、温暖化による夏の暑さで透明感がなくなるほど品質の低下が課題となっていました。その課題を克服させるために開発された「おいで米」は、おいしくて、夏の暑さにも負けずにすくすくと育ちます。2002年に、食味と品質の良い「あわみのり」を母、食味が良い「ほほえみ」を父に、交配して生まれました。 シンボルマークは、外円で輝く太陽のもとで育った様子、その内側で丸みを帯びた笑顔のお米のキャラクターが描かれていて、みんなに親しまれ、食べることで元気になりますようにという思いが込められています。
おいしさの特徴
「おいでまい」の普及と品質・食味を確保したブランド化を図るため、香川県、JA香川県、生産者代表等で構成する「おいでまい」委員会を結成し、委員会から選ばれた生産者だけが、「おいでまい」を作っています。その効果もあり、粒ぞろいの色白美人で、お米本来の食感が楽しめるという評価がつき、食味ランキングでも特Aランクを獲得しています。うま味成分が多く、冷めてもおいしいのでおにぎりにもおすすめです。
評価項目 | 項目の意味 |
---|---|
におい | 甘い香りがするか、ぬか臭くないか |
見た目 | 照り、粒の大きさ、割れの有無 |
奥歯で感じる引っ付き具合 | |
硬さ | 自分基準から硬いか柔らかいか適度な |
うま味 | 一口目で感じる旨み |
甘み | 噛み続けて耳下腺で感じる甘み |
食感 | 上あごで感じる気持ちよさ |
のどごし | 飲み込んだ後に感じる戻り |
五ツ星お米マイスターとは
お米マイスターとは、お米に関する幅広い知識を持ち、お米の特性を見極め、その良さを消費者に伝えることができる方です。
「三ツ星お米マイスター」と、さらに上級資格の「五ツ星お米マイスター」があり、日本米穀小売商業組合連合会が認定しています。
小池理雄さんのプロフィール
1971年、原宿生まれ。神宮前・原宿に戦前から店を構える、原宿で唯一の米屋の三代目店主。「お米マイスター」のなかで数少ない「五ツ星」の保有者。全国でも珍しく、親子二代で「五ツ星お米マイスター」を保持しており、「自信をもって安全で美味しいお米をお勧めしている(小池氏)」。安いお米ではなく、価値を付けて販売することが米屋の責務であるという考えのもと、生産地と消費地の懸け橋となるべく日々奮闘中。「お米の新しいあり方」を常に模索し続けている。
「楽しくなければお米ではない!」をモットーに、お米の魅力を伝えるべくイベント開催やワークショップ、講演を精力的にこなす。テレビやラジオ、新聞、雑誌、ムック本、業界紙やネット等のメディア出演多数。共著「ごはん検定公式テキスト」(実業之日本社)。
小池精米店のHP
http://www.komeya.biz/
五ツ星お米マイスター小池理雄氏のコメント
粒の白さは秀逸である。粒の大きさ、張りは申し分ない。口に入れると粒の張りが歯だけではなく上あごも含めて分かる。うま味はさわやかで、じっくり噛みしめるとしっかりと伝わる。粒はほろほろとほぐれ、粒自体の張りが噛む前から良く分かる。飲み込んだときでも、のどの中でコクを感じることができる。