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いいこといっぱい、国産の食べ物

国産(こくさん)という言葉を聞いたことがありますか? これは「国」つまりわたしたちが住んでいるこの日本で、「生産(せいさん)」=作られたもののことをいいます。

国産自動車、国産ロケットといった言葉をテレビで聞いたことがある人もいるかもしれません。
食べ物も同じように、「国産農畜産物」(こくさんのうちくさんぶつ)といったりします。農畜産物というのは、お米や野菜(やさい)、くだもの、お肉などのことです。
じつは「国産」の食べ物には、いいことがいっぱいあるんですよ。もしかしたら、みなさんが知っている近所の農家の人が作ってくれているものかもしれません。だれがどんなふうに作っているのかを調べることもできます。
外国から輸入(ゆにゅう)する食べ物は船や飛行機(ひこうき)で運ばれてくるので、どうしても新鮮(しんせん)じゃなくなるし、途中(とちゅう)でくさらないようにいろんな薬を使っているかもしれませんが、国産はそういう心配もありません。なにより、新鮮で安全な食べ物は、おいしくて体によいから安心です。
世界では今、人の数がものすごくたくさん増(ふ)えていて、「食べ物が足りなくなってしまうのでは?」とみんなが不安(ふあん)になっています。もしもそんなことになったら、どの国も自分の国を守るために、よその国に食べ物を出そうとはしなくなります。そのとき、外国からたくさん食べ物を買っている日本はどうなるでしょう? 日本は外国から食べ物を買えなくなり、今のように好(す)きなものをおなかいっぱい食べることができなくなってしまいます。
国産の食べ物がもっと増えて、みなさんがそれをたくさん食べてくれれば、そんな心配をすることもなくなるのです。