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トマトができるまで

サラダに入っている真っ赤なトマト。とてもきれいでおいしいですよね。大きなものからミニサイズのもの、最近(さいきん)は黄色や細長いトマトなどもあります。
もともとトマトは、南の国の植物。だから暖(あたた)かい気候(きこう)が大好(だいす)きです。夏になるとトマトがたくさん出回るのはそのため。夏のお日さまの下、畑で元気いっぱいに育ったトマトは、暑い季節(きせつ)に旬(しゅん)をむかえ、いちばんおいしくなります。
でも、もしみなさんがトマトを大好きだったら、夏だけじゃなくいつだって食べたいですよね。そうやってほかの季節でも年中トマトが食べられるように、農家の人たちはビニールやガラスなどで畑を囲(かこ)って、トマトを作ったりします。これをハウス栽培(さいばい)といいます。ハウスの中は囲いでしきられているので、トマトが育ちやすい温度に調節(ちょうせつ)できますし、悪い虫がついたり病気にかかったりしにくくなります。

こうしたハウス栽培のおかげで、みなさんは冬でも真っ赤なトマトを食べることができるのです。トマトだけでなく、農家の人たちはいろいろな野菜(やさい)をハウスで作ってくれています。
今日のごはんのおかずで使われている野菜、どれがハウス栽培か家族みんなで考えてみるのもおもしろいかもしれませんね。