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もしも農家がいなくなったら

日本の農家さんの数をたとえていうと、もし100人の人がいたとしたら、そのうちのたった2人。とても少ないのです。農家は食べ物を作ってくれる人。ということは、たった2人の人が、100人分のごはんを作っていることになります。
もしもこの2人の農家さんが病気になったり、年をとったりして農業を続(つづ)けられなくなったら、どうなるでしょう? 食べ物がなくなってしまいますね。
じつは日本の農家さんたちは、そういう状況(じょうきょう)におかれているのです。

食べ物がなくなったら、外国から買えばいい、と考える人もいます。みなさんのまわりにもそういう意見の人がいるかもしれません。でも、世界中で今、食べ物が不足(ふそく)することが心配されています。輸入(ゆにゅう)が止まってしまうことだってあるんです。

だれかに任(まか)せっぱなしではなく、がんばって自分の手でなんとかする。これはどんなことにもいえますが、食べ物だって同じです。日本の食べ物は、日本でなんとかしなければいけません。
でも、日本の農家さんは今とても少なくなっていて、しかもお年寄(としよ)りが多いので、その数はどんどん減(へ)っていくいっぽうです。農家がいなくなり、食べ物が作られなくなる……将来(しょうらい)そんなことにならないよう、わたしたちに今できることって何でしょう?