JAグループ

SDGs

1.貧困ひんこんをなくそう

200円で買えるものは何ですか? 50円のえんぴつは4本、100円のおにぎりなら2個(こ)ですね。お金の価値(かち)は国によってちがいますが、世界では1日およそ200円以下(いか)で生活する人が7億(おく)3,000万人もいるといわれ、満足(まんぞく)に食べたり暮(く)らすことができない人がいます。日本でも子どものおよそ7人に1人は貧困状態(じょうたい)にあり、JAやスーパーなどから寄付(きふ)された食材(しょくざい)を使って、無料(むりょう)または安くごはんを提供(ていきょう)する「子ども食堂(しょくどう)」を利用(りよう)している人もいます。また、勉強をしたくても、お金がなくて進学できない人がたくさんいます。

では、お金をえるためにはどうしたらよいのでしょうか? 働(はたら)かなければなりませんね。そこでJAでは、お米や野菜(やさい)を作る農業を始めたい人に、農業技術(ぎじゅつ)を教えたり、相談にのったりしています。また、すでに農業をしている人にも、どうすればもっとおいしいお米や野菜などが作れ、たくさん売れるのかという知識(ちしき)を教えています。

働く力を身につけ、農家の生活が豊(ゆた)かになることは、農村や地域(ちいき)が元気になり、みんなの幸せな暮らしにもつながります。

監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美