SDGs
【基本 3】SDGs と協同組合
協同組合*1は、同じ目的(もくてき)を持った人たちが集まって助け合う組織(そしき)です。みんなが豊(ゆた)かに暮(く)らし続(つづ)けられる社会をめざす、またそのために協力するという点において、SDGsに通じる考え方を持っています。
日本の農業協同組合(JA)でも、「一人は万人(ばんにん=みんな)のために、万人は一人のために」という考えを大切に、農業や食べ物の提供(ていきょう)を通じて、おたがいに助け合い、支(ささ)え合いながら、一人一人の生活を、そして豊かな地域(ちいき)を守ってきました。これは、「誰(だれ)一人取り残(のこ)さない」というSDGsの考え方にとても近いと思いませんか? SDGsは、自分たちの子どもや孫(まご)、その先までずっと誰もが安心して豊かに暮らし続けることができるように取り組む目標(もくひょう)であり、協同組合が古くからめざしてきたことと同じなのです。
さらに農業は、自然(しぜん)の中で農産物(のうさんぶつ)を育て・提供する仕事のため、貧困(ひんこん)や飢餓(きが)をなくしたり*2、陸(りく)や海の自然環境(かんきょう)を守ったり*3、SDGs達成(たっせい)の大きな力になります。JAだからこそできることがたくさんあるのですね。
監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美
*1協同組合
…「協同組合って?」「JAって?」「JAがめざしていること」も読んでみてね。
*2貧困や飢餓をなくしたり
…「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」も読んでみてね。
*3陸や海の自然環境を守ったり
…「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」も読んでみてね。