JAグループ

SDGs

5.ジェンダー平等を実現じつげんしよう

ジェンダーとは、「男の子は泣(な)いちゃダメ」とか「女の子なんだからおとなしくしなさい」など、男女を社会的(てき)・文化的な役割(やくわり)で分けることです。たとえば、「家で料理(りょうり)や掃除(そうじ)をするのは女性(じょせい)」の役割だと思っていませんか? 日本では昔から、男性(お父さん)が外で働(はたら)き、家事は女性(お母さん)がするものだと考えられてきましたが、家事が得意(とくい)な男性もいますし、女性が働き男性が家事をする家庭もあります。つまり性別(せいべつ)にかかわらず、平等でなければなりませんね。

農業は、家族や仲間(なかま)といっしょに行う作業が多い仕事です。それぞれの得意分野を活かしながら、協力(きょうりょく)し合い、助け合いながら、おいしい農産物(のうさんぶつ)を作っています。

協力するのは農作業だけではありません。JAと農家が協力して、地域(ちいき)の人たちに向けて「農業体験(たいけん)」や「料理教室」などのイベントを開いています。そこでは男性も女性もいっしょに力を合わせて、農産物の収穫(しゅうかく)の楽しさやおいしい食べ方を教えています。みんなで力を出し合うからこそ、農業や農産物への思いがつまったイベントを開くことができ、イベントを通じて地域のみなさんや農家の仲間たちとのつながりを深められるのです。

監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美