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SDGs

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

地球にとって、温暖化(おんだんか)は深刻(しんこく)な問題です。その原因(げんいん)となる二酸化炭素(にさんかたんそ)を減(へ)らす取り組みを農山漁村(ぎょそん)ではすでに始めています。

エネルギー源(げん)として、二酸化炭素を出さずに、地域(ちいき)にあるものを使って、長い間利用(りよう)できると認(みと)められた「再生可能(さいせいかのう)エネルギー」には、太陽光、風力、水力、地熱(ちねつ)、バイオマスなどがあります。バイオマスとは、石炭や石油、天然(てんねん)ガスなどの化石燃料(ねんりょう)をのぞいた、木材(もくざい)や海藻(かいそう)、動物のふん尿(にょう)など、動植物から生まれた資源(しげん)のことです。

JAではバイオマスを活かした「耕畜連携(こうちくれんけい)」に取り組んでいます。これは、牛や豚(ぶた)のふん尿を、農産物(のうさんぶつ)を育てるための土作りの肥料(ひりょう)として役立て、その代わりに米作りで出た稲(いな)わらなどを牛や豚のえさとして活用する仕組みです。資源をじゅんかんさせることで、化学肥料やえさ代を減らすことができるのです。このように地球にやさしく、持続的(じぞくてき)に使えるエネルギーが求(もと)められています。

監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美