SDGs
9.産業 と技術革新 の基盤 をつくろう
みなさんは、ドローンを知っていますか? リモコンを操作(そうさ)して、空を飛(と)ぶ小型機械(こがたきかい)ですね。テレビ番組を作るときなどに空からの映像(えいぞう)をとるために使われていますが、農業でも活躍(かつやく)しています。
ドローンを使うことで、これまで人の目だけではむずかしかった農産物(のうさんぶつ)全体の成長(せいちょう)の様子を知ることができたり、農産物に悪いえいきょうをあたえる虫を見つけられるようになりました。時間も労力(ろうりょく)もかかっていた農薬をまく作業も、ドローンがあれば短時間でできます。
ドローンやロボット、AI(人工知能(じんこうちのう))など、現代(げんだい)のテクノロジーを使って農作業を効率的(こうりつてき)に進める方法(ほうほう)を「スマート農業」と呼(よ)んでいます。かつては、すべて人の手で行っていた農作業ですが、時代に合わせて新しい技術を取り入れ、人の負担(ふたん)やむだを減(へ)らし、安心して長く続(つづ)けられる農業をめざしています。
このように、ほかの分野においても、新しい考え方や技術を取り入れ、生活に必要(ひつよう)なものを長く作り続けられるように、世界中で取り組んでいるのです。
監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美