JAグループ

SDGs

10.人や国の不平等ふびょうどうをなくそう

世の中には、年齢(ねんれい)や性別(せいべつ)、はだの色や宗教(しゅうきょう)のちがいで差別(さべつ)されたり、体や脳(のう)などの発達(はったつ)のおくれや何らかの原因(げんいん)で、日常(にちじょう)生活や社会生活のさまたげとなる障(しょう)がいをかかえている人たちがいます。そのせいで、多くの人が働(はたら)く場所がなかったり、働いてももらえるお金が安かったりと、ほかの人とちがうあつかいに苦しんでいます。

この不平等をなくすために、JAは「農福連携(のうふくれんけい)」に取り組んでいます。農福連携とは、「農=農業」と「福=福祉(ふくし)」が、たがいに協力(きょうりょく)すること。農村では、お年寄(としよ)りが増(ふ)えて、農業を続(つづ)けられなくなり、農家の数が減(へ)っています。そこで、障がいのある人などが持っている能力(のうりょく)を活かして、農業を手つだってもらう仕組みをつくっています。農家は働く人が増えて農作業の効率(こうりつ)がよくなり、障がいをかかえた人は働ける場や活躍(かつやく)する場ができることで生きがいを持って社会とつながれます。手を取り合って、その地域(ちいき)で暮(く)らすみんなの生活が安定し、幸せになることが理想です。

監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美