SDGs
11.住み続 けられるまちづくりを
日本をふくめた世界中で、都市部に人口が集中する問題が深刻化(しんこくか)しています。都市に人口が集中すると、大気汚染(おせん)が進んだり、格差(かくさ)が拡大(かくだい)したり、ごみや犯罪(はんざい)が増(ふ)えたり、さまざまな問題が起こります。これを受けて、日本では都市から農村へ、移住者(いじゅうしゃ)を増やす取り組みが行われています。農村で安心して住み続けられる環境(かんきょう)を整えるためにJAも活躍(かつやく)しています。
たとえば、近くに買い物のできる場所がないなど、不便(ふべん)な生活をおくる方のために、食べ物や生活用品を車に積(つ)んで売りに行く「移動販売車(いどうはんばいしゃ)」を導入(どうにゅう)しています。そのほかに、貯金(ちょきん)の出し入れなどができる「移動金融店舗車(いどうきんゆうてんぽしゃ)」もあります。
また、地域(ちいき)の人々が健康(けんこう)に暮(く)らせるよう、JA厚生連(こうせいれん)という病院の機能(きのう)や、介護(かいご)が必要(ひつよう)な人をサポートする介護事業もあります。ほかにも一人暮らしのお年寄(としよ)りを訪(たず)ねたり、学校帰りの子どもたちを見守る見回り活動なども、安心して暮らし続けるための支(ささ)えとなっています。
監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美