食
自給率って知ってる?
今日、みなさんは何を食べましたか? ごはん? パン? お肉、お魚? どんな野菜(やさい)やくだものがありましたか?
その食べ物のなかに、日本で作られたものはどれくらいあるでしょう?
それが、「食料自給率」(しょくりょうじきゅうりつ)です。
つまり、日本人が食べる食べ物のうち、日本で作られているものがどれくらいあるか、という数。
カロリーというものさしで測(はか)ってみると、それはたったの37%(パーセント)しかありません。たとえば100m走をすると、日本の食べ物では37mしか走れず、残(のこ)りの63mは外国の食べ物にたよっているということになるのです。
お米や野菜、くだものだけではありません。たとえばお肉のもとであるウシやブタが食べているエサは、ほとんどが外国から輸入(ゆにゅう)されているものです。小麦や大豆など、ほとんどを外国にたよっている食べ物もあります。
世界では今、人口が大きく増(ふ)えて、食べ物が不足(ふそく)しています。
みなさんは、食べ物がなくなるなんてありえない、と思うかもしれませんが、戦争(せんそう)や災害(さいがい)などが起きて、外国からの食べ物が日本に来なくなったらどうでしょう? さっき食べたごはんやおかずが、半分以下になってしまったらどうですか?
ぜひ夕飯(ゆうはん)のときに、お父さんお母さんといっしょに考えてみてくださいね。