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「国消国産」って?

「国消国産」と書いて「こくしょうこくさん」と読みます。“民”(こくみん)が必要(ひつよう)とし、“費”(しょうひ)する食料(しょくりょう)は、できるだけ“その”で“生”するという考え方です。

みなさんは食料自給率*(しょくりょうじきゅうりつ)について学びましたね。ざんねんながら、日本は、自分たちで消費する食料の6割(わり)以上(いじょう)を海外からの輸入(ゆにゅう)にたよっています。

新型(しんがた)コロナウイルス感染症(かんせんしょう)の大流行で、世界中の人々がマスクを買い求(もと)め、マスクが足りなくなってしまったことが問題になりましたね。日本も、マスクの多くを中国からの輸入にたよっていたので、マスク不足(ぶそく)が起きました。もしもこれが、「食料」だったら、わたしたちの生活はもっと大きく変(か)わっていたことでしょう。

今、日本の国内で食料を生産する大切さについて、意識(いしき)が高まってきています。その一方で、年々、農家の数は減(へ)り、高齢化(こうれいか)が進んでいます。農地の面積(めんせき)も60年間で大きく減ってしまいました。

これからも、みなさんにおいしい国産の農畜産物(のうちくさんぶつ)を届(とど)け、安心して暮(く)らしていけるように。地域(ちいき)の農業を守り、農家の笑顔(えがお)を支(ささ)えるために。日本の食卓(しょくたく)を守るために。国産を生み出す農家とそれを食べる消費者が力を合わせて、「国消国産」を応援(おうえん)しましょう!

*食料自給率…「自給率って知ってる?」も読んでみてね。