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今すぐできる農家さんのおてつだい

日本の農家さんの人数は、100人のうちたった2人しかいない。それくらい農家は少なくなっているというお話は、前にもしましたね。
どうしてかというと、苦労(くろう)して作った食べ物がなかなか買ってもらえない、あるいはとても値段(ねだん)が安いので、いくら作って売っても生活していけない。
そんな理由から、農家の人たちは今、農業をやめざるをえない状況(じょうきょう)に追いやられています。

でも、農家さんたちはみんな農業が大好(だいす)きです。農業がイヤでやめたがっている人なんて、一人もいません。だけど、やりたいのにやれない。これってとてもつらいこと。みなさんもよくわかりますよね。
じゃあ、そんな農家の人たちが、大好きな農業をこれからも続(つづ)けることができて、みなさんの食べ物を喜(よろこ)んで作っていけるために、わたしたちができることってあるんでしょうか?
答えはじつは簡単(かんたん)です。
日本で作られた野菜(やさい)やくだもの、お肉などを、たくさん買ってあげること。
しかもそれが、みなさんの住んでいる町や県で作られたものなら、なおさらです。
そうやって地元で作られた野菜やお肉を買えば、地元の農家さんにお金が入り、農家さんは農業を続けていくことができます。ファミレスやファーストフードでごはんをすませるよりも安くすむので、おうちにとっても大助かり。それに、日本で作られた食べ物は安全で安心だし、新鮮(しんせん)でおいしくて、体にもよいんです。
たったこれだけのことをするだけで、農家さんたちがやりがいをもって、大好きな農業を続けられるおてつだいができるのですから、よいことだらけですね。

*「もしも農家がいなくなったら」も読んでみてね