JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)

JAの取り組み紹介

【プチ問答Q2】
「うんち」は天下の回りもの。ってどういうこと?

家畜ふんを利用した循環型農業のこと。

地域農業を支える畜産・酪農 資源循環型農業

2011年の畜産業の産出額は、2兆5,509億円で、わが国の農業総産出額の3割を占めています。牛や豚などの食肉を提供したり、卵や牛乳を提供したりするだけでなく、牛、豚、鶏などから出た家畜ふんは堆肥になり、良質な農産物を育てる土づくりに役立ちます。

稲作農家であれば、その堆肥を使ってお米を作り、稲わらは地域の畜産農家へ提供して家畜のえさになり、そして、家畜ふんは堆肥となって再び農産物の生産に役立ちます。この流れを資源循環型農業といいます。

青森県のJAゆうき青森では、酪農が盛んな地域の特徴を生かし、家畜ふんを堆肥にして、管内の稲作や野菜などの園芸の土作りに役立ててもらう、資源循環型農業の仕組みを築いています。

その拠点となるのが、東北町有機供給センターです。管内の畜産農家から出た家畜ふんを堆肥化し、稲作や野菜農家などに供給しています。堆肥によって良質な土づくりを支援し、品質の良い長芋やニンニクなどの野菜生産に役立てています。そして、長芋の収穫後に出るつるや葉などの残さは、同センターで家畜ふんと混ぜて発酵させ、堆肥づくりに役立てます。この堆肥により、化学肥料の投入量が減るなど、野菜農家の生産コストの低減にも貢献しています。

家畜ふんや野菜の残さを無駄なく有効活用するこうした資源循環型農業は、稲作や園芸などの耕種農家にとっても、畜産農家にとってもメリットがあります。“耕畜連携”とも呼ばれ、JAグループでは全国的に推進しています。

TPP(環太平洋連携協定)による関税撤廃により、畜産業は大きな打撃を受けることが予想されます。農水省の試算によると、牛肉の生産量が68%減、豚肉が70%減、牛乳乳製品が45%減と、それぞれ大きな影響を受けます。食肉や乳製品の生産が減少すれば、畜産業によって成り立っている資源循環型農業にも影響がおよび、さまざまな農業生産への影響が懸念されます。

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