JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)
【プチ問答Q4】
毎年生まれる約40万人の小さな農家。ってなに?

お米づくりがバケツで体験できる、そんな栽培セットがあるのをご存知ですか?
JA全中は25年もの間、小学校や家庭などで、手軽に米づくりを体験してもらおうと、「バケツ稲づくりセット」を配布してきました。今春も38万セットを配布しています。
種もみから芽出しをして、バケツに作った小さな田んぼで田植え、きちんと水の管理をすれば、立派なお米が実り、秋には稲刈りができます。収穫後は、脱穀、もみすり、精米と一連の作業を体験でき、収穫したお米は食べることができます。
田んぼでの栽培体験をする小学校なども増えていますが、バケツでの栽培はわずかなスペースでできるため、校庭の狭い都会の小学校やマンション住まいの家庭でも、米づくりを体験できます。また、毎日こまめに観察できるため、日々の小さな変化を観察し記録することができます。
手軽にできると言っても、稲が病気にかかったり、スズメや害虫に実ったお米を食べられたり、さまざまな苦労があります。上手に育てれば、バケツ3つで茶碗1杯分のご飯を作ることができます。普段食べているご飯がどのようにして作られているのか、栽培の流れを学びながら、お米をつくる達成感を体験してみてください。
日本がTPPに参加し関税が撤廃された場合、農水省の試算では、安価な外国産米が輸入されることで、米の生産量の3割が減少するとされています。
米は日本の主食であり、全国の生産者がおいしいお米を作ろうと努力を重ねてきました。バケツ稲づくりをきっかけに、米づくりの楽しさや難しさを体験することで、生産者の努力を感じ取ることができ、お米や食べ物を大切にする心を育てることにつながります。
- JAグループHP「お米づくりに挑戦(やってみよう! バケツ稲づくり)」
※ 栽培のヒントやお申込み方法などはこちらにございます - バケツ稲づくり 栽培のポイントを動画で紹介(バケツ稲づくり指導DVD)