JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)

JAの取り組み紹介

【プチ問答Q20】
東京都で作付面積が最も大きい野菜。なんでしょう?

小松菜

新鮮な農産物の提供、心やすらぐ緑地空間 都市農業
住宅に囲まれた都市部の農地。周辺には、マンションなどの高層ビルも建設も進んでいる。

東京都の小松菜の作付面積、収穫量、出荷量は、埼玉県に次ぐ全国2位です。埼玉、東京、神奈川を中心に、都市近郊で栽培されています。江戸時代初期に、現在の東京都江戸川区小松川付近で栽培され始め、鷹狩りに訪れた将軍・徳川吉宗が地名をとって小松菜と名付けたとされています。

都市やその周辺の地域で営まれる都市農業は、消費地に近いという利点を生かし、新鮮な農畜産物を供給する重要な役割を果たしています。全国の農産物販売金額のうち都市的地域で生産される金額は約2割(2005年農林業センサス)を占め、食料供給にとって大きな役割を果たしています。

このほか、農地そのものが自然豊かな緑地空間として、環境や景観を維持し、ゆとりやうるおい、やすらぎを提供しています。また、災害時の避難スペースとして農地を活用できるように、自治体とJA・農家が事前に協定を結ぶ事例があるほか、児童・生徒、都市住民の農業体験の場としても活用されています。

このように都市農業は、①新鮮で安全な農畜産物の提供、②災害時の防災空間、③農業体験・交流の場、④国土・環境の保全、⑤心やすらぐ緑地空間、⑥都市住民の農業への理解の醸成――などの役割を担っています。

高度経済成長期には、都市への人口流入が続き、住宅供給のため、多くの都市農地が宅地へと姿を変えました。しかし、近年は人口の減少や高齢化の進行など、社会の成熟化が進むなか、人々の意識も変わってきています。地元でとれた新鮮な農産物を食べたいと、ファーマーズマーケットで購入する消費者が増えているほか、レクリエーション目的で農業を楽みたいという住民も増え、市民農園の開設数も増えています。

こうした情勢の変化も踏まえ、まちづくりに関連する政策面でも、「都市と緑・農の共生」を基本理念の1つとして見直しが進みつつあります。

身近に緑や農があれば、都市での生活ももっと豊かになるはずです。

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