JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)

JAの取り組み紹介

【プチ問答Q24】
タイの農村で栽培される作物、ジャトロファ。その実の利用方法は?

油を搾る

アジア各国の農業者や農業団体を支援 アジアとの共生
定植したジャトロファの苗木 ジャトロファの実から油を搾る搾油機

ジャトロファは、中南米が原産とされ、日本名「ナンヨウアブラギリ」と呼ばれる植物です。その実は毒性があり、食べることはできませんが、搾ると油がとれることからバイオ燃料の原料植物として注目されています。

JAグループは、組合員や役職員などによる「アジアとの共生募金」により、アジアの農業者団体が行う農業・農村開発プロジェクトを支援しています。集まった募金は、飢餓・貧困の撲滅を目的に国連食糧農業機関(FAO)が実施するテレフード募金へ送金するほか、アジアの農業団体が行う「農村女性の権利拡大」「起業ビジネス研修」「農業協同組合の機能強化研修」などの小規模プロジェクトの支援に活用されています。

タイでのジャトロファ栽培は、この小規模プロジェクト支援によるものです。バイオ燃料として農業機械などの燃料として利用できることから、ジャトロファの栽培、油の抽出技術の普及により農家の所得向上を目指す、タイの農業協同組合による活動を支援してきました。

日本を含むアジア諸国は、モンスーン地域に位置し、稲作を中心とした小規模家族農業を展開しているなどの共通点があります。また、東アジアの諸国は、食料安全保障の重要性についての認識やその課題を共有しており、JAグループは各国の農業団体に対し、さまざまな協力を行ってきました。

このほかにも、アジア地域の農協運動で中心的役割を担うリーダーを育成することを目的に設立されたアジア農業協同組合振興機関(IDACA)は、今年設立50周年を迎えました。これまでに、アジアだけでなく、アフリカ各国も含め115カ国5,870人が研修を受け、各国で活躍しています。

また、1999年には、アジア各国の農業団体により、「協力のためのアジア農業者グループ」(AFGC)が設立されました。現在、インド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナムの9カ国の農業団体が参加しています。農産物貿易ルールの在り方や、食料安全保障、農業の多面的機能などの考え方について政策対話を深め、アジアの農業者としての考えをまとめ世界に発信するなどの役割を発揮しています。

人口が増大し経済的にも発展が進むアジア諸国。食料需給のひっ迫が懸念され、食料安全保障への重要性が高まるなか、各国の農業団体が手を取り合い、連携していくことは、今後ますます重要になるはずです。

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