JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)

JAの取り組み紹介

【プチ問答Q32】
歌舞伎 能楽 雅楽
などが登録されているユネスコ無形文化遺産。
12月に登録が見込まれる日本の無形文化は?

和食

「和食」がユネスコ無形文化遺産登録へ 地域の食文化の伝承
秋田の郷土料理を伝承するJA秋田やまもとの「グランママシスターズ」のメンバー

日本の「和食」が、12月にもユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産として登録される見通しです。

政府は平成24年3月、「和食」を、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習として、ユネスコへ登録を提案しました。12月にアゼルバイジャンで開かれる政府間委員会で、正式に登録が決まることになります。

政府は和食について、四季や地理的な多様性による「新鮮で多様な食材の使用」、「自然の美しさを表した盛りつけ」などといった特色を有しており、日本人が基礎としている「自然の尊重」という精神に則り、正月や田植え、収穫祭のような年中行事と密接に関係し、家族や地域コミュニティのメンバーとの結びつきを強めるという社会的慣習であるとしています。

世界では、自国の食に関する分野をユネスコの無形文化遺産として登録する動きがあり、フランス美食術、地中海料理、メキシコ、トルコの伝統料理が登録されています。和食も登録をきっかけに、諸外国から評価がいっそう高まることが期待されます。

JAグループは、日本の食文化やそれを支える国土に根ざした豊かで多様な農畜産物について理解を深めてもらうきっかけとして、日本食文化の無形文化遺産登録を応援しています。

もともとJAや生産者は、地域に根ざした農業生産と併せて、地域の食文化の保護・継承活動に力を入れてきました。

例えば、JA秋田やまもとは2001年、女性部の郷土料理の達人を集めた「グランママシスターズ」を結成しました。地元食材を使った郷土料理の教室を開いたり、レシピ本を作成したりするなど、若い世代へ秋田の郷土料理を伝えています。

また、食材となる農産物の生産を守る取り組みにも、各地のJAが活躍しています。

京都名産の漬物「千枚漬け」に欠かせない「聖護院かぶ」の生産維持・拡大に取り組んだのが、JA京都や行政などです。戦後、京都市内のかぶ畑が減少するなか、亀岡市篠町で栽培が始まりましたが、この地域で栽培に適するように品種や土壌改良に取り組み、今では、府内を代表する産地として発展しました。

JA東京あおばは、行政と連携して、地域の伝統野菜「練馬大根」の引っこ抜き競技会を毎年開催しています。消費者も参加できるイベントにして伝統野菜をPRすることで、生産と消費の拡大に取り組んでいます。

こうした活動は、全国各地で取り組まれています。「和食」の無形文化遺産登録が、全国各地で地域の食文化を見直すきっかけになることが期待されます。

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