JAプチ問答シリーズ
※朝日新聞に掲載された新聞シリーズ広告(2012年4月~2014年3月)

JAの取り組み紹介

【プチ問答Q33】
家畜のうんち
再利用して作れる、堆肥以外の、意外なものって?

電気

農村にある資源を有効活用 バイオマス、小水力発電など再生可能エネルギー
JA士幌町管内のバイオガスプラント

太陽光や水力、風力、バイオマス、地熱、潮力、波力などの化石燃料以外で、永続的に利用できるエネルギーを「再生可能エネルギー」と呼びます。環境への負荷が少ないエネルギーとして導入されてきました。平成23年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を契機として、エネルギー安全保障の観点からも、新たなエネルギー供給システムとして注目を集めています。

平成24年7月に再生可能エネルギー特別措置法が施行され、発電した電力の全量買い取りを電力会社に義務付ける固定価格買取制度がスタート。制度をきっかけに発電設備の導入が進んでいます。農業分野で研究や導入が進んでいるのが、農業関連施設での太陽光発電設備の設置や、バイオマスの利活用、農業用水などを利用した小水力発電などです。

太陽光発電は、JA全農が農業施設等を活用した「太陽光発電支援事業」に取り組んでいます。JA全農は三菱商事・JA三井リースと連携し、JAMCソーラーエナジー合同会社を設立。この合同会社が施設所有者から太陽光発電設備を設置する屋根や土地の提供を受け、発電設備を設置します。現在、JAグループの農業倉庫や選果場、工場屋根を中心に全国各地に設置を確保し、順次発電を開始しています。

動植物などから生まれた生物資源を総称してバイオマスといいます。家畜排せつ物、下水汚泥、食品廃棄物、稲わら、もみ殻など農業非食用部、林地残材などさまざまなものがあります。直接燃焼したりガス化したりして発電します。

例えば、北海道のJA士幌町は行政などと、酪農業から出る家畜ふん尿の効率的な処理と有効利用を目的に、ガス化させ、発電するバイオガスプラントを複数の酪農家に設置。電力会社への売電のほか、酪農施設内での温水利用を進めています。

小水力発電は、小川や農業用水など既存の水の流れを使って発電します。国の農業農村整備事業により、平成25年8月までに全国31地区で、年間1億1,600万kw(約3万3,000世帯の年間消費電力に相当)の発電施設が整備されました。農業水利施設を利用して発電する未開発の水力エネルギーは、年間5億8,500万kw(約14万世帯の年間消費電力に相当)とされており、まだまだ可能性があります。

高校生による地域活性化の取り組みを支援する、「全国高校生みんなDE笑顔プロジェクト」(JA全中主催)でも、小水力発電が注目を集めました。京都市立伏見工業高等学校の生徒たちは、独自の小水力発電システムを開発。農村集落での獣害防止の電気柵などの電力利用に役立てて、準優勝に選ばれました。

再生可能エネルギーは、農村にある資源を有効利用できる取り組みであり、新たな所得や雇用を生み出す取り組みとしても期待されています。

J
JAプチ問答シリーズトップへ戻る
ページトップへ