SDGs
【基本 １】SDGs とは？
みなさんは大きくなったらどこに住んで、どんな仕事をして、どんな暮（く）らしをおくりたいですか？ 大きくなったとき、地球はどうなっていると思いますか？
世界は今、環境破壊（かんきょうはかい）、地球温暖化（おんだんか）、貧困（ひんこん）、人種差別（じんしゅさべつ）など、さまざまな問題をかかえています。みんなが平等に、豊（ゆた）かに暮らせる未来（みらい）をかなえるには、今ある問題を解決（かいけつ）しなければなりません。
そこで、これらの問題からわたしたちの未来を守るために、２０３０年までに世界で達成（たっせい）するべき１７の目標（もくひょう）を決めました。これが「誰（だれ）一人取り残（のこ）さない」世界をめざす目標「SDGs」です。「Sustainable Development Goals（サステイナブル デベロップメントゴールズ）」の頭（かしら）文字からとった言葉で、日本語で「持続可能（じぞくかのう）な開発目標」と訳（やく）します。持続可能な開発とは、未来の人たちが豊（ゆた）かな暮らしをかなえられる力を守りつつ、今の暮らしをより豊かにしていく開発のことです。
それぞれの目標はつながり合っていて、たとえば畑やお店でむだになっている食べ物を寄付（きふ）する取り組み（目標１２＊１）は、十分に食べ物を食べられない飢餓状態（きがじょうたい）の人を減（へ）らす（目標２＊２）ことにもつながります。
みなさんが思いえがく未来のために、今、わたしたちにできることを考えてみましょう。
監修：一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美
＊１ 目標１２…「１２.つくる責任つかう責任」も読んでみてね。
＊２ 目標２…「２.飢餓をゼロに」も読んでみてね。
