SDGs
16.平和と公正をすべての人に
世界には、政治(せいじ)や法律(ほうりつ)などの仕組みが十分ではないために、命を落としたり、財産(ざいさん)をうばわれたり、自分の意見を言えなかったり、不平等(ふびょうどう)なあつかいを受けている人がいます。すべての人が、「自分は認(みと)められている」という実感を持ち、公正で安心な生活が送れる社会でなければなりません。
JAは、食と農の協同組合*1(きょうどうくみあい)です。みんなで力を合わせて農業をもり上げ、暮(く)らしをよりよくするために、農家同士(どうし)やJAの職員(しょくいん)が話し合いを開き、どのように事業を進めていくか意見を出し合いながら決めていきます。みんなで意見を出し合い、よりよい答えを出すことを大切にしているのです。
豊(ゆた)かな農業を行うには、農業の拠点(きょてん)である地域(ちいき)を守ることも重要(じゅうよう)です。JAでは、農業を支(ささ)える事業のほかにも、信用(しんよう)事業や共済(きょうさい)事業など、生活をサポートする総合的(そうごうてき)な事業*2や、地域とのかけはしとなるJAまつりなどのイベントを行っています。これらを通じて、地域住民(じゅうみん)や消費者(しょうひしゃ)に、農業・食・JAへの理解(りかい)を深めてもらうとともに、みんなが参加(さんか)でき、公正で安心して暮らせる地域社会をめざしています。
監修:一般社団法人 環境パートナーシップ会議 髙橋 朝美
*1食と農の協同組合
…「協同組合って?」「JAって?」「JAがめざしていること」も読んでみてね。
*2総合的な事業…「お仕事テーマパーク」「JAはだれのもの?」も読んでみてね。