第47回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式
第47回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式を開催
JAグループは、令和5年1月7日、JA共済ビルカンファレンスホールにおいて、第47回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰式を開催しました。今回は全国から作文部門33,246点、図画部門44,411点、合計77,657点の応募がありました。内閣総理大臣賞を受賞した作文部門の戸頃 結さん(筑西市立古里小学校6年)、図画部門の高森 薫さん(佐賀県立武雄青陵中学校3年)をはじめ、文部科学大臣賞、農林水産大臣賞、全国農業協同組合中央会会長賞の入賞者計20名に賞状と記念品が贈られました。(受賞者一覧はこちら)
表彰式には入賞者とその家族、後援・協賛団体関係者ら約100名が出席しました。主催者としてJA全中の菅野 孝志副会長は、「このコンクールを通じて、全国の小・中学生の皆さんが、ごはんやお米について思いを巡らせ、自分たちの暮らす地域や日本の農業について考えたりしたことは大切な経験になったのではないかと思う。今回の入賞作品からも、ごはんやお米、そして稲作に対する理解や愛情を深く感じることができた。JAグループとしてもごはんやお米の大切さや農業の価値について情報発信をすすめ、『国消国産』の大切さを伝えていきたい。」と挨拶しました。
そして、内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・農林水産大臣賞・全国農業協同組合中央会会長賞の受賞者に、各省の代表者とJA全中の菅野副会長が表彰状と記念品を授与しました。
表彰式の締めくくりとして、内閣総理大臣賞を受賞した作文部門 戸頃さんと図画部門 高森さんにインタビューを行いました。
戸頃さんは、受賞作品「水田のオーケストラ」を朗読。
「家族総出で春の田植えをした際、耳を澄ますと田んぼから素晴らしい音楽が聴こえ、自分なりの言葉で表現したら良い作品になるのではと感じたことが作品制作のきっかけでした。昔から憧れていた栄誉ある賞をいただけたことは自分でもとてもうれしいのですが、なかでも農業を営む祖父母が自分のことのように喜んでくれて、私自身、家族みんなに孝行できたとのうれしい思いでいっぱいです。将来の夢はお米を作る農家やピアノ奏者の仕事も魅力的ですが、スポーツを通じて努力の大切や心の成長の尊さを伝えられる小学校の体育の先生になりたい。」と話してくれました。
高森さんは受賞作品「みんなで稲刈り」について、「今回受賞したことは、祖父母や両親、学校の先生や友だちみんなが喜んでくれましたが、自分自身、うれしすぎて、これが現実なのか、いまだに実感がわいていません。今回の作品は幼い頃、農家の親せきの稲刈りを手伝った時の思い出をもとに制作しました。特に、稲刈りの風景を描く際、色の明暗をはっきり表現できるよう原色ではなく混色を使い、微妙な色の違いを描くのにとても苦労しました。これからも好きな絵はつづけるつもりですが、将来は報道関係のジャーナリストを目指して頑張りたい」と語ってくれました。
今後もJAグループは、小・中学生のみなさんの作文・図画コンクールなどを通じて、お米や日本農業の大切さを広く伝えていきます。