第48回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式

第48回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式を開催

第48回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰者集合写真

JAグループは、令和6年1月6日、JA共済ビルカンファレンスホールにおいて、第48回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰式を開催しました。今回は全国から作文部門30,649点、図画部門42,943点、合計73,592点の応募がありました。内閣総理大臣賞を受賞した作文部門の髙橋 颯太さん(東成瀬村立東成瀬中学校3年)、図画部門の津久戸 花実さん(狭山市立山王小学校6年)をはじめ、文部科学大臣賞、農林水産大臣賞、全国農業協同組合中央会会長賞の入賞者計20名に賞状と記念品が贈られました。(受賞者一覧はこちら)

表彰式には入賞者とその家族、後援・協賛団体関係者ら約100名が出席しました。主催者としてJA全中の山野 徹会長より冒頭に、能登半島地震で犠牲になられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からのお見舞いの言葉と被災地の一日も早い復旧と再興を祈る気持ちを伝えられました。また、「JAグループでは「私たちの『国』で『消』費する食べものは、できるだけ、この『国』で生『産』する」という『国消国産』という考え方のもと、今回の入賞作品からも、ごはんやお米、そして稲作に対する理解や愛情を深く感じることができました。JAグループとしても日本の農業や『国消国産』の大切さを伝えることで、私たちの食卓を未来につないでいきたい。」と挨拶しました。

そして、内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・農林水産大臣賞・全国農業協同組合中央会会長賞の受賞者に、各省の代表者とJA全中の山野 徹会長が表彰状と記念品を授与しました。

表彰式の締めくくりとして、内閣総理大臣賞を受賞した作文部門 髙橋さんと図画部門 津久戸さんにインタビューを行いました。

髙橋さんは、受賞作品「ライバル」を朗読。
「今年は異常気象もあって、生産地が苦労しているなか、秋田県やライバルの新潟県、その他の県を含めて、お米の生産を心から応援したいと思い立ったことが作品制作のきっかけでした。今回受賞したことは、家族やたくさんの友達が喜んでくれる中、特に父親が自分のことのように受賞を喜んでくれて、自分自身、まだ実感がわいていないのですが、たいへん光栄な気持ちでいっぱいです。
もともとお米が大好きで部活のバスケットボールをする際は、いつもお米を食べて元気をもらっているのですが、高校に行ったら、秋田のお米をたくさん食べてスポーツにも励みながら、勉強と部活を両立できるよう頑張りたい。」と話してくれました。

津久戸さんは受賞作品「力いっぱい炊きあがれ」について、「今回受賞したことは学校の教頭先生から聞いたのですが、私も驚きすぎて現実のことなのか、まだ実感がありません。でも、家族からは一生に一度あるかないかの栄誉ある賞をいただけたことはとても光栄なこととたいへん喜んでくれました。今回の作品はキャンプでお米を炊いている様子をテーマに制作したのですが、火おこしをしている顔の表情や炊きあがる炎を描く際、色の明暗や細かな火の様子を表現できるよう、たくさんの色を使い、絵全体の力強さを引き出すのにとても苦労しました。これからも絵はつづけていきたいですが、将来は多くの人たちが楽しく暮らせるような家をつくる建築家になりたい」と語ってくれました。

今後もJAグループは、小・中学生のみなさんの作文・図画コンクールなどを通じて、お米や日本農業の大切さを広く伝えていきます。