東京・神奈川へ出前授業&バケツ稲コンテストを開催!
~JA庄内みどり青年部の事例~

バケツ稲づくり相談室では、全国からの問い合わせに対応するため、北海道「ななつぼし」、青森県「まっしぐら」、秋田県「あきたこまち」、鹿児島県「あきほなみ」、セットの品種、「コシヒカリ」と「日本晴」、黒米「朝紫」を栽培しています。

「バケツ稲」を活用した食育の取り組みは、全国各地のJAでも活発に行われています。
山形県JA庄内みどりでは、青年部の食農教育活動の一環として、「はえぬき」という品種の苗を東京・神奈川の小学校に送り、できばえや収穫量などを基準にしたコンテストを開催しています。
JA庄内みどり青年部事務局の加藤さんに、これまで取り組んできた食農教育活動の内容と、先日行われたコンテスト表彰式の様子をご紹介いただきます。

JA庄内みどり 青年部事務局 加藤さんより活動内容の紹介

JA庄内みどり青年部では、20年以上も前から食農教育活動の一環として、教材用の苗を東京都・神奈川県内の小学校66校に発送しております。発送している苗の品種は「はえぬき」で、青年部の盟友(仲間たち)の手によって丹精込めて育てられた苗です。農業の魅力や難しさ、食の大切さを学んでもらいたいという思いで今日まで苗発送を続けてまいりました。また、苗を送った小学校を対象に出前授業を行う「上京運動」も実施しております。出前授業では、農業についての話をするだけでなく、実際に児童たちが育てているバケツ稲に対して指導を行います。バケツ稲に取り組んでいる児童の目は真剣そのもので、児童からは米づくりに関する質問が次々と飛んできます。

また、当青年部では苗を発送した小学校を対象に、バケツ稲コンテストを実施しております。参加校には実りの良いと思われる稲3株の籾を送ってもらい、製品として使用可能な割合を算出し、順位を決定します。成績上位校には、盟友が訪問し、表彰を行います。バケツ稲は水の管理や雑草取りなど手間がかかるため、自分たちが作ったお米が表彰されるとなると、子どもたちは本当に喜んでくれます。

バケツ稲を通して米づくりの楽しみや喜びを感じてもらい、一人でも多くの子どもが農業に関心を持ってくれればと願っております。

平成24年 秋に行ったバケツ稲コンテストの表彰式

平成24年の秋にJA庄内みどり青年部が行ったバケツ稲コンテストの表彰式では、横須賀市立沢山小学校(担任: 原園子先生)が最優秀賞、横須賀市立船越小学校(担任:小泉姿子先生)が優秀賞となり、それぞれに賞状と賞品の庄内柿と庄内米が手渡されました。
現地に行き、小学校のみなさんへ賞状を手渡したJA庄内みどり青年部の表彰者のお2人に感想をいただきましたので、ご紹介します。

最優秀賞:横須賀市立沢山小学校 優秀賞:横須賀市立船越小学校

JA庄内みどり青年部 石川 正志さんのコメント

稲の出穂が夏休みという事もあって、水の管理など毎年苦労していると携わる先生方からの感想を伺っていました。子どもたちは、5年生になると稲が育てられると知っているので、バケツ稲づくりをとても楽しみにしている話も聞きました。稲作の学習は社会科ですが、成長を観察するのは「総合」という学習分野になるそうです。
都市部の農業に縁遠い地域の子どもたちが、身近に農業を感じ取ってもらえるバケツ稲は、これからも続けていきたい青年部の取り組みです。
半年間の労をねぎらいに表彰して、お互いの反省や工夫を話し合ってきました。是非、来年の5年生に今年の成功を伝えて、来年もいい稲の収穫を迎えてほしいです。

JA庄内みどり青年部 御舩 浩弥さんのコメント

この度小学校を訪問させて頂いて、子どもたちが私の想像以上に米作りに関して興味を持ってくれていた事に驚きました。バケツ稲と実際の田んぼでの米作りの違いなど、本当に興味深そうに聞いてくれて、こちらとしてもやってよかったと思える内容でした。
今後も継続してバケツ稲に取り組み、子ども達に米作りを知ってもらう機会になればと思います。

JA庄内みどり青年部に届いたお礼の手紙

表彰された小学校以外にも、青年部が指導を行った小学校の子どもたちからも、たくさんのお礼のお手紙が届いているようです。子どもたちも、とても有意義な学びができたようですね。

JA庄内みどり青年部の方々のとても熱心な思いと、小学校の子ども達のバケツ稲づくりの取り組みを楽しみにしている思いが合わさって、たくさんお米が実ったのではないでしょうか?

JA庄内みどり青年部のみなさんのコメントと同様に、ぜひ、来年も多くの子どもたち、そして一般の方々にバケツ稲づくりに取り組んでいただき、お米作りの体験から生じる感動を味わっていただければ幸いです。

文:バケツ稲づくり相談員 小栗 千歌枝

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