帝塚山学院幼稚園「バケツ稲づくり成長記録」
帝塚山学院幼稚園では、特徴ある食育活動を展開しており、自分たちでさまざまな食べ物を種から育て、料理するおもしろさに目覚め、食べることで味覚を鍛えたり、食への感謝の気持ちを育んだりしています。 JAグループバケツ稲づくりセットを活用したお米づくりは6年以上経験していて、 子ども達は、稲の育ちいく様子を間近に見て、一喜一憂しながら見守り、お米の美味しさや稲の多種多様な活用の仕方、ものを最後まで大切に使い切る生活の知恵を少しでも知り、感じ、味わうことができています。
子ども達に「毎日食べている”お米”はどうやって作っているか知ってる?」と問いかけると、「田んぼで育つ!」と答えた子ども達がほとんど。 そこで、自分たちのマイ田んぼでもお米を育てることが出来るんだよと伝えると「自分のお米作ってみたい!」「ちゃんと育つのかな?」と様々な感想が・・・。 早速、子ども達と一緒にお米づくりをスタート!!
まずは、『芽出し』
どの種もみが大きく育つ種もみなのだろう? 水に浸して浮いてきたところに興味しんしんです。 4日目で芽が出てきて、1週間で根も伸びがて、芽が真っすぐに伸び始めました。
6月には「田植え」
ペットボトルでマイ田んぼ作り、自分たちで芽出しから育てた稲の苗を植えました。 これからどんなふうに大きくなるのか楽しみに観察開始です。
夏休み「可愛い花が・・(稲の開花)」
夏休み前(7月16日)には、稲に穂が出始め、夏休み中には可愛い花(稲の開花)が咲きました。 実りを感じて、子ども達も大喜びです。 夏休み期間中は、田んぼの中の水がなくならない様に、気をつけて水やりを頑張りました。
9月「稲の成長」
9月には、こんなに大きくなって、子ども達の顔まで草丈が伸びました。 穂が実り喜んでいたのも束の間、「スズメに狙われている!」と、大慌ての子ども達。 大事な穂を守るための方法を子ども達と考えてネットをかぶせて、大切に収穫まで育てました。
いよいよ10月「稲刈り!」
一生懸命育ててきた自分たちの稲! カマを使って、ていねいに収穫しました。 収穫した後、10日間天日に干して、脱穀⇒籾すり⇒精米をしました。 籾すりをして、もみがらと玄米になり、精米して白米とぬかになることを実際に体験して知りました。 それぞれの体験を通して、お米を作る大変さを実感した子ども達です。