第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式
第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール表彰式を開催
JAグループは、令和7年1月11日、浅草橋ヒューリックホールにおいて、第49回「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの表彰式を開催しました。今回は全国から作文部門27,609点、図画部門41,104点、合計68,713点の応募がありました。内閣総理大臣賞を受賞した作文部門の若宮 遥希さん(青森市立浦町中学校2年)、図画部門の山岡 彩葉さん(木津川市立恭仁小学校1年)をはじめ、文部科学大臣賞、農林水産大臣賞、全国農業協同組合中央会会長賞の入賞者計20名に賞状と記念品が贈られました。(受賞者一覧はこちら)
表彰式には入賞者とその家族、後援・協賛団体関係者ら約100名が出席しました。主催者としてJA全中の大島 信之副会長は、「JAグループでは「私たちの『国』で『消』費する食べものは、できるだけ、この『国』で生『産』する」という『国消国産』という考え方のもと、今回の入賞作品からも、ごはんやお米、そして稲作に対する理解や愛情を深く感じることができました。JAグループとしても日本の農業や『国消国産』の大切さを伝えることで、私たちの食卓を未来につないでいきたい。」と挨拶しました。
そして、内閣総理大臣賞・文部科学大臣賞・農林水産大臣賞・全国農業協同組合中央会会長賞の受賞者に、各省の代表者とJA全中の大島 信之副会長が表彰状と記念品を授与しました。
表彰式の締めくくりとして、内閣総理大臣賞を受賞した作文部門 若宮さんと図画部門 山岡さんにインタビューを行いました。
若宮さんは、受賞作品「当たり前のご飯のありがたさ」を朗読。
「今回の受賞は電話で聞いたが、想像もしていなかったことなので、とても驚いたというのが正直な感想です。家族も喜んでくれましたが、特に、作文の中で紹介した当時入院していた弟が自分のお陰もあると自慢気に受賞を喜んでくれたことも、たいへん嬉しく思っています。
作文を書いた当時は、まだ小学生でお米をとぐのはとても難しく感じましたが、今では、何とか炊事の手伝いができるくらいまで上達しました。青森のお米はとてもおいしいのでたくさん食べて地元の農業を応援したいと思います。今年の青森は大雪の影響で日常生活がままならない状況ですが、将来の夢は、公務員になって地元青森の人たちの暮らしを支えていけるような仕事がしたい。」と力強く語ってくれました。
山岡さんは受賞作品「おこめのさと」について、「今回たいへん栄誉ある賞を受賞したことについて、お父さん、お母さん、弟たちはとても喜んでくれました。今回の作品は田んぼで稲刈りをしている様子を描いたのですが、顔の表情や稲刈り後の田んぼを描く際、たくさんのクレヨンや絵の具を使い、絵全体の力強さを引き出すのにとても苦労しました。絵を描くこと自体、大好きなので、これからもいろんな風景や人物を描くなど絵はつづけていきたい。」と明るい表情で話してくれました。
今後もJAグループは、小・中学生のみなさんの作文・図画コンクールなどを通じて、お米や日本農業の大切さを広く伝えていきます。