(肢体不自由教育部門 高等部) 稲刈りから収穫、稲わらでの“紙づくり”
10月2日(火曜日)
今日は「稲刈り」をしました。初めて鎌(かま)を持つ生徒もいて“ドキドキ”の収穫体験でした。刈り取った稲は、根元を縛り逆さにして竹に掛けて天日干し(はぜ干し)をしました。
10月24日(水曜日)
今日は「脱穀」にチャレンジです! 稲からもみをはずすのに「指」でも挑戦してみましたが、大変な作業です。 そこで、洗濯ばさみ穴にわらを通して「えぃっ!」と引っ張ると・・・。「♪バチバチ、♬ばらばら」 と音が響いて、気持ちいいようにもみがはずれます。「面白いねぇ!」
10月31日(水曜日)
もみすり(もみを玄米に)をしました。 すり鉢とボールでやってみましたが・・・、やっぱり大変な作業です!! そこで「フードカッター」でもみ殻をはずすことにしました。 もみをフードカッターに入れて1分30秒。うまく「もみ殻」がはずれました。 タイムキーパーが大事です。 時間をかけ過ぎるとお米が粉々になってしまいます。 最後にのザルに入れて扇風機でもみ殻を飛ばしまて玄米が出来上がりました。
12月17日(月曜日)
「収穫祭」を開催して、新米を食べました! 精米のビフォア―・アフターをしっかり観察して、炊飯器のスイッチオン!! 生徒たちは、新米の香りとふっくらごはんの美味しさを堪能しました。「新米の香りは違う!とても美味しい!」と大好評の「収穫祭」でした。
11月には、脱穀した後の稲わらを使って「紙作り」にも挑戦しました。 まず、わらをハサミなどでカットして、ミキサーで細かく切ります。(水は入れません) 細かく切り刻んだわらを煮込んで繊維状にして、フードカッターでも叩いて“パルプ化”。 伸ばして乾燥させて「わらの紙」を作りました。 生徒たちは、稲わらを再生した「紙」の感触を肌で確かめて、大変満足そうでした。
【バケツ稲づくり事務局より】
収穫後の“稲わら”から「紙」を作るなど、余すことなく利用されてありがとうございました。 また、他のバケツ稲づくり栽培をされた学校から「籾すり・精米」が大変・・・と、事務局に相談がよく入ります。貴校では「フードカッター」を用いて作業効率を上げているとのことで、他の方にも紹介したいと思います。 生徒たちもいろいろな気づきや発見があり、社会での活動に向けたスキルアップの一助になったのではと思います。 1年間の取り組みご苦労様でした。