稲刈(か)りの準備をしましょう!
9月19日(火) はれ
台風が日本列島を直撃 (ちょくげき)して、各地に大きな被害 (ひがい) をもたらしていますが、バケツ稲づくり事務局の稲は、台風にも負けずなんとか元気に育ってくれています。 稲刈りは、10月上旬になりそうです。来週には、バケツの中の水を抜いて土を乾かそうと思います。
神奈川県川崎市)にお住まいの蒔野さんからも自宅のバケツ稲成長のお便りをいただきました。種まきの時期が、少し遅かったようですが沢山の穂が出ているそうです。
栃木県(小山市)にお住いの岡田さんは、9月16日(土)に「稲刈り」をしたそうです。また、京都市の六満保育園からも「40人分の園児の稲刈りをしました! 豊作 (ほうさく) です!」とのお便りをいただきました。
もう、「稲穂 (いなほ) がたわわに実っている」方のために、たくましく成長してくれたわが子 (稲) に感謝しながら、稲刈り~脱穀 (だっこく) ~もみすり~精米 (せいまい) と、お米にして食べるまでの作業をお伝えします。
【稲刈り】
穂が出てから35〜45日ごろで、穂の約80~90%が黄金 (こがね) 色になったくらいが稲刈りの目安です。10日くらい水を抜いて土を乾かしてから稲を刈ります。大きめのハサミを使って、根元から5㎝ぐらいのところで切ります。植木用やキッッチン用のハサミがお勧めです。
刈り取ったばかりの稲は、水分が多いので充分に乾燥させます。 根元をヒモでしばり、軒下など、雨の当たらない場所に穂先を下につるします。 この状態で10日ほど乾燥 (かんそう) させましょう。このとき、スズメに食べられないように注意してください。
【脱穀 (だっこく)・・・穂からもみをとる】
収穫 (しゅうかく) した稲穂からもみを取ることを脱穀と言います。 身近な物を使って脱穀してみましょう。
【脱穀のしかた(その1)】 ①伏せたお茶碗を稲穂 (いなほ) の上にかぶせて押さえます。 ②稲をゆっくり引いて、もみをそぎ落とします。
【脱穀のしかた(その2)】 ①空いた牛乳パックを洗って乾かします。 ②牛乳パックの口に稲穂を入れて口を閉じ、しっかりと押さえます。 ③稲をゆっくりと引くと、パクの中にもみが残ります。
【もみすり・・・玄米 (げんまい)にする】
すりばちにもみを1握 (にぎ) り入れ、軟式 (なんしき) ボールでゆっくり上のほうまですり上げます。息 (いき) を吹きかけて、もみがらを飛ばします。
【精米 (せいまい) ・・・白米 (はくまい) にする】
もみすりをした玄米 (げんまい) をビンに入れて、棒 (ぼう) でつくと玄米がだんだん白くなつていきます。出てきた粉(ぬか)は、ふるいなどで落とします。
皆さんが真心 (まごころ) を込めて育ててきた「バケツ稲」も、いよいよ収穫の時期ですね!
愛情たっぷりの、おいしい新米を召し上がってくださいね!