千石図書館 稲作探検隊 今週の様子(7/16)
7月16日(月曜日) 天気 はれ 気温 35度
草丈 76㎝ 葉の枚数 4×35枚 茎の本数 4×15本 葉の色 濃い黄緑色
観察10回目。 田植えから64日たちました。 バケツの水は水位5㎝を保っています。 気温が高い日が続いており、“赤枯れ”している葉が目立つようになってきました。 また、イチモンジセセリ(蛾)など、害虫の卵も見られるようになってきたので、注意が必要です。
【バケツ稲づくり事務局より】
現在、「穂ばらみ期」(穂が出る20日前ぐらいから穂がでるまで、茎の中で穂の赤ちゃん(幼穂)がだんだん大きくなる期間)に入っているようで、この時期は赤枯れ症状が急激に発生することがあります。 要因としては、土壌の性質と気温に大きく影響されるようです。 ここのところ続いている猛暑と土壌の酸欠が考えられます。 対策としては、中干し程ではありませんが、落水(走り水程度)して軽く田を干して、ガス抜きをして、土中に酸素を供給して根の活力を高めてください。幼穂=ようすい(稲の赤ちゃん)ができる重要な時期ですので、毎日の水管理に十分気をつけてください。
害虫を見つけたときの対処方法 葉を食べるイネミズゾウムシやイネドロオイムシは、成虫や幼虫をゆっくりと手で捕まえてください。 イネアオムシ、イネツトムシ(イチモンジセセリの幼虫)などは、探せば葉の上や巻いた葉の中にいますので、手で取り除いてください。 アワヨトウの幼虫は昼間は株元に潜んでいることが多いので見つけるのが難しいかもしれません。 ニイカメチュウなどは、被害が出ている茎を地面と最も近いところから切り取ってください。 ウンカやヨコバイは少しぐらい稲にいても被害を出すことはありません。 もし白や茶色の小さな幼虫がたくさんついている場合は、他のバケツと離し、稲株を横から強くたたくと幼虫が落ちますので、水で流すなどしてください。