苗の移しかえ
5月29日(月) はれ
バケツへの種まきから14日たちました。葉が3~4枚にふえたら根ごとやさしくぬいて、茎(くき)が太くて育ちのよい苗を4~5本にまとめて、バケツの中心に、2~3cmの深さに植えます。そこに水を1~2cmの深さに張(は)って、2週間ほど保(たも)ちます。
苗を移しかえた後から茎が増えてきます。このような稲の枝分(えだわ)かれを「分(ぶん)げつ」といいます。
【注意】
1粒の種もみからは、成長すると最高(さいこう)で20本ほどの茎が出てきます。1株からの分げつの数は、まわりの株との光や養分(ようぶん)に影響(えいきょう)するので、たくさんの苗を植えかえないようにしましょう。密植(みっしょく)すると1株からの分げつ数が少なくなってしまいます。
(ワンポイントアドバイス)
苗の移しかえのコツは、根をいためないように注意することと、株元(かぶもと)が2~3cmの深さになるようにして、あまり深く植えないことです。
(残った苗の利用方法)
苗を移しかえた後の残った苗は、捨てずに病気や害虫被害(がいちゅうひがい)の時の対策(たいさく)用に、別のバケツで栽培(さいばい)するとよいでしょう。