苗の成長~分げつ (稲の枝分かれ)

6月5日(月) くもり

 苗の移しかえから1週間たちました。コシヒカリの稲の草丈も27㎝になり、日々順調に成長しています。

コシヒカリ (草丈27㎝)

ななつぼし (草丈24㎝)

まっしぐら (草丈29㎝)

はえぬき (草丈26㎝)

ひとめぼれ (草丈24㎝)

あきほなみ (草丈23㎝)

バケツ稲栽培風景

 苗を移しかえた直後から、まわりの古い葉から枯 (か) れはじめます。これは、稲を大きくするために、最初に育った葉などの栄養を、今度は根に送って根を育てはじめるためです。栄養を送り終えた葉や茎は葉先から自然に枯れていきますが、新しい葉が真ん中から出てきますので心配いりません。稲は他の植物が枝を増やして成長するように、根元から次々に茎を増やして成長します。これを「分げつ」といいます。苗の分げつは、移しかえ後10日ほどしてから始まり、20~40日後にかけては、最も盛んになり、1粒の種もみから、成長すると最高で20本ほどの茎が出てきます。

(ワンポイントアドバイス)                                                    分げつ中の水管理と高温対策                                               水管理:分げつが始まってから終わるまの間は、成長が盛んなので、たくさんの水が必要です。しっかりと根が張るまでは1~2cmの深さの水を保ってください。                                              高温対策:夏は高温になりやすいため、気温が高い日はバケツの水に手を入れてみて、お風呂(ふろ)のお湯のように熱いときは水を捨てて、水道の冷たい水を入れます。他には、バケツの外側全体にアルミホイルを巻(ま)いて直射(ちょくしゃ)日光を反射(はんしゃ)させて熱を防ぐことができます。バケツはコンクリートやアスファルトの上より、地面や木材などの断熱材(だんねつざい)の上に置くことをお勧めします。