いつごろ穂が出てくるのかな?
7月31日(月) はれ
先週 (28日=金曜日)は、ほかの品種 (まっしぐら・はえぬき・ひとめぼれ) の中ぼしも終了し、今は水を5cmほど張 (は) っています。
種まきから11週間 (77日)、苗の移しかえ (田植え) から9週間 (63日) 経過 (けいか) しました。先週は、北海道の品種「ななつぼし」の突然の”出穂 (しゅっすい) ”と”開花 (かいか) ”にびっくりしましたが、その他の品種は、いつごろ穂が出てくるのか心配になりますね。
【出穂(しゅっすい)の時期の見分け方】
栽培を開始した時期で違 (ちが) いますが、8月中旬から9月中旬くらいまでが、穂 (ほ) が出る時期です。今年は暑い日が続いているので少し早まりそうです。穂の赤ちゃん「幼穂(ようすい)」は、少しづつ茎 (くき) の中で成長して、茎の下から上に向かって増えていくにつれて茎が 膨 (ふく) らみます。その膨らんでいる場所で穂がいつごろ出てくるか予測できます。
1)茎の下から上にやさしくさわって、下のほうが膨らんでいれば、1ヶ月ほどで穂が出ます。
2)茎の中ほどが膨らんでいれば、あと1、2週間で穂が出ます。
3)茎の中の穂が大きくなってきた稲は、根元から葉の先端 (せんたん) まで、まっすぐにピンと立ってきます。茎が膨らんで固くなっている感じで、稲がまっすぐにピンと立っていたら、もうすぐ穂の出るサインです。
穂が出ると同時に「稲の花」が見られますよ! 楽しみに観察してくださいね!
(ワンポイントアドバイス)
スズメ対策
穂が出はじめたらスズメが穂の中身を食べに来ます。スズメが来ても食べられないように、対策 (たいさく) を取る必要があります。
対策としては、稲のまわりに網を張る方法 が一番です。網目 (あみめ) はスズメが通り抜けられないような大きさの網を選びます。また、設置 (せっち) するときは、スズメが勢いよく飛んできて、米を食べようと”くちばし”を稲に近づけても、くちばしが稲に届かない程度の間かくを空けてください。網目が細かすぎると中の湿度が高くなりやすくなって、病気が発生することがあるので、風を通すほどの網目を使用してください。