5年生 バケツ稲に挑戦 夏休み明けの様子

8月29日(水曜日)

夏休み明けの稲穂の様子です。  できるだけ水を切らさずに管理してきましたが、この夏の酷暑のためか、枯れてしまった稲も多く見られました。  元気に育っている稲は穂に実をつけているので、刈り取ったほうがいい状態です。  子ども達は、少々がっかりしていますが、お米づくりの難しさを感じたり、米農家さんへの尊敬の念を抱いたりすることに繋がっているようです。  収穫量はかなり少なくなりましたが、今週中に刈り取る予定です。

酷暑で枯れてしまった稲も多く見られます

【バケツ稲づくり事務局より】

【稲刈り】稲刈りの目安は、穂が出てから35~45日ごろで、穂の80~90%が黄金色になったくらいが稲刈りの目安です。  水を抜いて土を乾かしてから稲を刈ります。  大きめのハサミを使って根元から5cmぐらいのところで切ります。  植木用やキッチンハサミがお勧めです。

ハサミで稲刈り

【乾燥】刈り取ったばかりの稲は、水分が多いので十分に乾燥させます。  根元をヒモでしばり、軒下など雨の当たらない場所に穂先を下にして吊るします。  この状態で10日ほど乾燥させます。  この時、スズメに食べられないように注意してください。

ヒモでしばって乾燥

【脱穀】収穫した稲穂からもみをとることを脱穀と言います。  身近な物を使って脱穀します。                     【脱穀のしかた(その1)】伏せたお茶碗を稲穂の上にかぶせて押さえます。②稲をゆっくり引いて、もみをそぎ落とします。  【脱穀のしかた(その2)】①空いた牛乳パックを洗って乾かします。  ②牛乳パックの口に稲穂を入れて口を閉じ、しっかりと押さえます。  ③稲をゆっくり引くと、パックの中にもみが残ります。

脱穀のしかた(その1)

脱穀のしかた(その2)

【もみすり】すりばちにもみを1握り入れ、軟式ボールでゆっくり上のほうまですり上げます。  息を吹きかけてもみがらを飛ばします。

もみすり

【精米】もみすりをした玄米をビンに入れて、棒でつくと玄米がだんだん白くなっていきます。  出てきた粉(ぬか)は、ふるいなどで落とします。

精米

みなさんが真心込めて育ててきた「バケツ稲」も、いよいよ収穫の時期ですね。  愛情たっぷりの、おいしい「錦田米」を召し上がってくださいね!