中ぼしをはじめました!
7月18日(火) くもり
種まき(5月15日)から64日目、ここまで順調に成長しました。 コシヒカリ・ななつぼし・あきほなみの3つの品種は、茎数が20本になりました。
バケツの水を抜いて土を乾(かわ)かす「中ぼし」の作業の基準 (きじゅん) は、草丈が40~50㌢程度、または茎数が20本以上になったときですので、今日は、コシヒカリ・ななつぼし・あきほなみの3品種の「中ぼし」をしました。
バケツの水を完全に抜いたら、土の表面が乾くまで約1~2日そのままにしておきます。気温によっては1日で枯れる場合がありますので、よく見守ってください。
この「中ぼし」は、土の中のガスを抜き、空気中の酸素を土の中に取り入れることで、稲の根が元気になり、根が地中に水を求めて伸びるため、穂ができても倒れにくい丈夫な稲に育ちます。中ぼし後、茎から少し離れた場所の土に数カ所、竹串 (割ばし) などを差して穴をあけると、空気が入りやすくなります。
【ワンポイントアドバイス】
・中ぼしの回数は、1回 (1~2日) のみです。
・雨が入らない、屋外の風通しのよい軒下 (のきした) に置いてください。移動できない場合は。ビニールシートなどを被 (かぶ) せて、雨よけを作ってください。
注意 乾 (かわ) かし過ぎに注意!
狭 (せま) い容器 (ようき) のバケツ稲で中ぼしをする時は、乾かし過ぎに注意が必要です。根が乾いてしまうと、枯 (か) れる原因になります。葉が細くまるまって針状 (はりじょう) になったり、色が黄色くなってくると水分不足です。すぐに水を入れて中ぼしを終了してください。よく観察しながら行いましよう。
(中ぼし終了後の水管理)
土とバケツの間にすき間ができたら中ぼし終了です。中ぼし終了後は、バケツに深さ2cmくらいの水を張り、なくなったら同量の水を入れる作業を4回ほど繰り返して、その後は5cmくらいの水を保ちます。特に夏休みのこの時期は、水やりを忘れ稲を枯らしてしまうことが多いので注意してください。よく見回ることが順調に育てる秘けつです。丈夫な稲を育てるために、しっかり観察しましょう。