「ひとめぼれ」と「はえぬき」が相次いて出穂(しゅっすい)しました!

8月23日(水)  はれ時々くもり

    今日の東京は、久しぶりに晴れ間がのぞき、気温も34℃まで上がりました。そのおかげか「(宮城県)ひとめぼれ品種」と「(山形県)はえぬき品種」が相次いで穂を出しました。お米の成長には「日照 (にっしょう)=天気 」と「一定の気温=温度」が必要なのですね!

(8/23)ひとめぼれの穂

(8/23)はえぬきの穂

【ひとめぼれ】                                                        

    1981年 (昭和56年) に宮城県で開発された「ひとめぼれ」。美味しさと寒さに強い稲の開発を目指して、コシヒカリと初星 (はつぼし) を両親として作られた品種です。名前の由来は「見て美しさにひとめぼれ。食べて美味しさにひとめぼれ。全国の皆さんに愛されるお米にしていきたい」との願いが込められています。その名に恥じないツヤと適度な粘り気、口当たりの良さが魅力のバランスに優れた美味しいお米です。                                                           1993年の大冷害によって大きな打撃を受けた品種に代わるお米として注目され、翌1994年には、コシヒカリに次ぐ作付け面積で全国2位となりました。

【はえぬき】                                                      

    1993年 (平成5年) に山形県で開発された「はえぬき」。名前は「生え抜き」という言葉に由来して、“山形で生まれ山形で育つオリジナル米”という意味が込められています。その名の通り、山形の気候や風土に適したお米であり、日本穀物検定協会が認定する食味ランキングで「山形産はえぬき」は、発売以来22年連続で最高ランクの特Aランクを獲得しています。                                             このように日本でもトップクラスの味の良さを誇るはえぬきですが、意外にも山形県以外ではほとんど作られていません。なぜなら、はえぬきは山形の気候や風土を計算して作られた品種で、他の地域では山形県ほどの品質に育たない為と言われているからです。

   これまで、北海道の「ななつぼし」、青森県の「まっしぐら」、宮城県の「ひとめぼれ」、山形県の「はえぬき」と北の地域品種からリレーのように南下し出穂してきました。  残るは、「コシヒカリ(新潟県・福島県以南)」「あきほなみ(鹿児島県)」の2品種となりました。

(8/23)首を垂れるななつぼし

(8/23)まっしぐらの穂

    バケツ稲づくり事務局で栽培している「コシヒカリ」は、まだ出穂(しゅっすい)していませんが、自宅で栽培している岡田さん(栃木県)、JA町田市(東京都)では、コシヒカリの穂がたわわに実っているそうです。

     みなさんのバケツ稲の成長はいかがですか?

 

(8/20)岡田家の稲穂

(8/18)JA町田市 町田支店のバケツ稲