暑がり妊婦さんは汗っかき =夏バテしやすい!?
妊娠期間中は体温が高くなる上、代謝もよくなっているので、プレママはいつもより汗っかきになっています。
でも、汗の中には水分の他に様々なミネラル分が含まれているので、出したぶん補給していかないと体内のミネラル分が不足してしまいます。ミネラルは体内で作り出すことはできないので外から摂取するしかありません。食欲がないからといって食べないでいると、知らず知らずのうちに慢性ミネラル不足になり、疲れやすく不調続きな夏バテ状態になってしまいます。
母体の体力が低下すると、赤ちゃんの成長に響くばかりか、風邪も引きやすくなります。
消耗の激しい暑い季節は、とにかく身体に食べ物を「入れて」いくことが大切です。
食べられるものを 食べればいいじゃない
夏、食欲がない時でも食べやすいものの代表格が、そうめんをはじめとする冷たい麺類。
麺類は炭水化物ですが、炭水化物だけではかえって夏バテがひどくなります。効率よくエネルギー源にするためには、食物繊維、ビタミン、ミネラルなどと組み合わせる必要があります。炭水化物を効率よくエネルギー源にするためには、ビタミン、ミネラルが必要です。さらにたんぱく質や食物繊維を組み合わせることで栄養のバランスを整えます。
おかずが食べづらい時は、冷蔵庫にあるものを麺にトッピングしましょう。例えば、疲労回復・免疫力UP効果のあるネギ、シソ、生姜。良質なたんぱく源である納豆、豆腐、蒸し鶏や焼き魚のほぐしたもの。
海苔・わかめなどの海草類。いずれの食材もビタミン・ミネラルがたっぷり含まれています。
一番のおすすめは夏に旬を迎えるトマト。
トマトはビタミン・ミネラルの宝庫で抗酸化作用が高く「トマトが赤くなると医者が青くなる」というヨーロッパの諺もあるほど。
完熟トマトを加熱すると、リコピンの吸収率が高くなり、旨みも増すので、トマトソースを使ったレシピもおすすめです。
ドリンクでもいいじゃない
食事がおっくうな時は水分補給も兼ねてドリンク類で栄養補給してみては。
甘酒は「飲む点滴」とも言われる天然の滋養強壮ドリンク。酒粕ではなく、米麹から作られていればノンアルコールです。乳酸菌やビタミンB群が豊富に含まれています。最近は、夏場にぴったりなは冷やし甘酒も店頭に並んでいますまたオツなものです。
「梅番茶」は、胃腸が弱りがちな夏にぜひおすすめしたい飲み物。梅干を湯飲みに入れ、少々のしょうが汁と醤油で練ってを混ぜ熱い番茶を注ぐだけ。夏バテだけでなく冷え、風邪、発熱時にも効果を発揮する昔ながらの万能飲料です。
そしてトマトジュース。トマトと同じような健康効果が期待できるので、常備しておくと便利です。
暑い季節は無理をせず“食事は涼しい時間に作り置きする”、“りんごやキュウリを常備して食べられそうな時にかじる”など、ストレスの少ないラクで楽しい楽食を心がけ、夏バテ知らずの元気なプレママを目指しましょう。
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妊娠中は汗っかきになる。汗をかいた分ミネラル補給を忘れずに
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麺類を食べる時はネギ、生姜、のりなどたんぱく質、ビタミン、ミネラルたっぷりの食材をON!
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困った時はトマトに頼れ