島根県「いただき」JAしまねくにびき女性部
油揚げの中に、米や野菜を詰め、だし汁でゆっくり炊き上げた郷土料理です。弓浜半島から伝わり、八束町でも古くからふるさとの味として親しまれています。運動会や特別な行事があった時に各家庭で作られ、近所に振る舞われました。
三角揚げが大山の形に似ているので「いただき」という名称になったという説や、昔はお米が貴重だったため、近所の方から「もらう」ではなく「頂く」という感謝の気持ちがそのまま「いただき」という名称になったという説もあります。
材料
三角揚げ | 5枚 |
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水 | 500cc |
干しシイタケ | 中2枚 |
ゴボウ | 中1本 |
ニンジン | 小1本 |
(A) | |
こんぶだしの素 | 5g |
しょうゆ | 60cc |
酒 | 40cc |
みりん | 40cc |
砂糖(三温糖) | 80g |
塩 | 少々 |
あじの煮干 | 4尾 |
鍋の底へ敷くさつまいも | 1~2本 |
つくろう!
- 三角揚げの一辺を切り、中をくりぬき(中身は取っておく)熱湯で油抜きをする。
- 干しシイタケは水で戻し、小さくみじん切りにする。ゴボウは細いささがきにし、水に放してアクを抜く。ニンジンもささがきにする。
- 揚げの中にくりぬいた中身と水を切った米、(2)を混ぜ合わせ詰め、口を楊枝で止める。
- 煮干しでだしをとる。大きめの鍋に出し汁とAの調味料を入れよく混ぜる。鍋底にさつまいもの輪切りを敷き詰め、(3)の揚げを入れる。
- おとしぶたをして中火で20~30分炊く。半分に切り、器に盛り出来上がり。
揚げはうす揚げより厚いものの方が味わい深くおいしく召し上がれます。揚げに具を詰め過ぎないことがポイントです。焦げ付きやすいので、さつま芋の輪切りをなべ底に敷き詰めます。さつま芋に味がしみておいしく召し上がれます。だしをとったこんぶを敷いてもOKです。
地元の農家が生産した採れたて農産物を
販売する、JAの直売所です。
生産者が、市場を通さずに直接農産物を販売する施設がファーマーズマーケット(農産物直売所)で、そのうちJAが運営しているものを「JAファーマーズマーケット」と呼んでいます。現在、全国で約1,700カ所のJAファーマーズマーケットがあり、道の駅内での開設や、カフェやレストラン、市民農園を併設する店舗も増えていて、観光スポットとしても注目を集めています。毎朝、地元の生産者から届けられた採れたての野菜や果物が並ぶファーマーズマーケットでは、作り手の顔が見える、安全で安心な旬の農産物を手に入れることができます。家族みんなで楽しめるワクワクスポットに、ぜひ足を運んでみてください!