島根県「箱寿司」JAしまね石見銀山女性部
石見銀山が徳川幕府の天領として栄えたころ、江戸から伝わった食文化のひとつです。大田地方に現代まで引き継がれ、祭りや祝い事など大勢が集う席に欠かせないご馳走として、どの家庭でも作られています。
以前は、木枠の寿司箱は、嫁入り道具の一つでした。
材料
米 | 1升 |
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具材 | |
干ししいたけ | 15g |
切干だいこん | 40g |
油あげ | 1枚 |
ごぼう | 中1本 |
にんじん | 中1本 |
あわせ酢 | |
酢 | 180cc |
砂糖(上白糖) | 240g |
塩 | 25g |
錦糸玉子 | |
たまご | 7~8個 |
砂糖(上白糖) | 55g |
塩 | 小さじ1/2 |
このレシピに使われている野菜・旬・健康テーマ
※ 健康テーマは、レシピの中で使用している野菜の栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。
JA女性部レシピ
つくろう!
- 米をとぎ、分量の水を入れ最低でも一時間くらいは置いてから炊く。炊き上がったら20~30分くらい蒸す。
- 切干だいこん・干ししいたけはたっぷりの水に入れてもどしておく。
- 煮えにくい材料から細かく切って煮る(切干だいこん→干ししいたけ→ごぼう→にんじん→あげ)。切り干し大根のつけ汁・干ししいたけのもどし汁は残しておき、煮汁として使う。
- 味つけは好みによるが甘辛くした方がおいしい。(目安として三温糖50g、しょうゆ50cc、塩中さじ1杯、だしの素10g程度)
- 味つけをしたら、仕上げにザルにあげ、汁気を切る。冷めたらしっかりしぼっておく。
- ボールに玉子と調味料を入れ、よく溶き、裏ごし器で裏ごししなめらかにする。このボールを湯せんにかけながら使用するとよりなめらかな卵液ができる。薄焼玉子を作り、細かく切り、錦糸玉子にする。
- あわせ酢をつくる。(鍋に調味料を入れ、砂糖をじゅうぶんに溶かしておく。酢が透明になるのが目安)
- ①のごはんに⑦のあわせ酢をまんべんなく混ぜ、酢飯をつくる。酢飯を同量の半分にしておく。 寿司箱をセットし、箱の内側や底の部分をまんべんなく酢でふき、米粒がつきにくくしておく。
- ⑧の半分にした酢飯を均等に箱寿司に広げる。特に四隅は隙間ができないようきっちりと酢飯をつめる。その上に⑤の具を全体に均等に広げる。 ⑩の上に残りの酢飯をていねいに均等に入れ四隅を確認する。 ⑥の玉子をバラバラにしながらきれいに均等にのせる。
- 板の片面を酢でふき、その面を下にして、箱に入れ板の上から軽く押して、ごはん・具・玉子をなじませ重石になる物を板の上に置き漬ける。(1時間以上) 寿司が漬かったら、ていねいに外箱を外し、板を静かに取り、酢切りのものさしをあてて切る。
(※寿司箱がなくてパットを使用する場合)①~⑧は同様。⑨パットは酢でふいて、最初に⑥の錦糸卵をふりかける。 ➉その上に半量の寿司飯、次に具材を敷き詰める。 ⑪残りの寿司飯をのせて、ラップを当てて、その上にもう1枚のパットをのせ、重しをする。 ⑫できあがった寿司をパットから取り出す際は、ひっくり返すと卵の面が上になる。