秋・冬の旬野菜ゴボウ

ゴボウの写真

※ 健康テーマは、野菜に含まれる栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。

ゴボウ

皮に香りとうま味
むかずにこそげ落とそう

長らく、ゴボウを食べるのは世界でも日本だけといわれてきましたが、近年では台湾などアジアでも食べられるようになり、ヨーロッパでの関心も高まっています。
ゴボウの香りやうま味は皮に含まれているので、泥や汚れはたわしなどでこすって洗い、包丁で表面をこそげ落とす程度にしましょう。
水にさらすと出るアクには、ポリフェノール類が含まれています。うま味も出てしまうのでアク抜きは不要。水にさらしすぎないようにしましょう。においを消す効果があるので、肉や魚との相性も抜群です。

旬カレンダー

旬カレンダー(出荷最盛期の目安)の見方

日本は北から南まで多様な気候・自然環境のため、野菜や果物の「旬」も地域によって様々です。この「旬カレンダー」は、どの時期にどれくらいの量の出荷がされているかをご紹介するものです。 ※東京都中央卸売市場の統計情報を参考にしているため、東京への出荷が少ないものの数値が反映されないなど、実際の生産量とは必ずしも一致しないことにご留意下さい。

教えてJA!「ゴボウの豆知識」

ゴボウの栄養

多糖類のイヌリンや繊維質のセルロース、リグニンの含有量は、野菜の中でトップクラスです。いずれも便秘の解消や腸内環境を整える効果が高いです。動脈硬化やがん予防にも有効といわれています。
また、水溶性食物繊維に属するイヌリンには、腸内のpHを低下させてミネラル成分を可溶化し吸収を促進する作用や腸管機能を活性化する働きがあることが報告されています。
アクの成分はポリフェノール類で、抗酸化作用があり、がんの予防や老化防止などが期待できます。

ゴボウの選び方

まっすぐでヒゲ根が少なく、ひびやしわがないものを選びましょう。泥つきの方が日持ちもし、風味も強いです。
太すぎるものは「す」が入っている恐れがあるので、太すぎないものを選びましょう。

ゴボウの保存方法

泥付きのゴボウは、そのまま新聞紙に包み、冷暗所に保存しましょう。洗ってあるものはラップに包んで野菜室に入れます。
さかがきにして冷凍しておいても便利です。

ぷち情報

ゴボウの主流は細長い「滝野川ゴボウ」です。春に収穫される「新ごぼう」は、茎がついたまま売られ、香りが高くやわらかいのが特徴です。柳川鍋には欠かせない食材として知られます。
また、葉から根まで食べられる若採りのゴボウ「葉ゴボウ」(若ゴボウ)は3月が旬。主に関西で人気があります。

ゴボウを使ったレシピ

三重県「お盆に頂く味噌汁」JAいがほくぶ女性組織連絡協議会

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お盆の朝、7品の根菜類や野菜の入った味噌汁と白粥を食べます。仏様にも柿の葉に乗せ、同じものをお供えします。

三重県「かきめし」JA伊勢ファンクラブ みらい

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地域の集まりなど(親睦を深めたり、地域の祭り、お祝い事、収穫祭など)で大勢でたくさん作る。家族や親戚、集落の連帯感を育てる為の集まりなどたくさんの人が集う為、炊き込みご飯など一般的に鶏肉などを使う代わりに牡蠣を入れて作る。

佐賀県「だご汁」JAさが白石地区女性部

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小麦粉で作る「だご」だごの形が家庭毎に異なり、ちぎっただごは「つんきりだご汁」と呼ばれている。旬の野菜をたくさん使った具だくさんのだご汁を寒い日に食べると、とても温まります。

佐賀県「つんきい(手でちぎるの方言)だご汁」と「ささゆき豆腐」JAさが みどり地区女性部

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地域行事などで大勢集まるときは、採れたて野菜をたっぷり入れただご汁を大きな鍋で作り、みんなでお腹いっぱい食べていた。以前は、各家庭でもよく作られていた。 (小麦粉を水でこねずに、もめん豆腐でこねると時間がたっても固くならずおいしいとか、だごを細長く延ばして手で一口大にちぎりながら入れると味がしみ込みやすく手早くできる等の言い伝えがある。以前は、皮くじらを入れていたらしい。)

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ゴボウと同じ時期に出荷の多い野菜・くだもの