石川県「押し寿司」JA能美女性部
米の収穫が終わった9月下旬から、地区の神社で秋祭りが行われます。家庭では祭りの日にあわせて新米を使った「押し寿司」を作り、収穫を祝います。祭りの前日に仕込んで準備し、当日は重箱に小分けして親戚に配ることもあります。
- 180分
※ カロリー・塩分・脂質は1人分の値
材料(5~6人分 約40個分)
新米(精米) | 5合 |
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すし酢 | 150cc |
魚 | 20切れ |
(サケ・マス・サバなどの切り身を酢漬けしたもの) | |
うす揚げ | 2枚 |
<うす揚げの煮汁> | |
砂糖 | 大さじ1と1/2 |
しょうゆ | 大さじ1 |
みりん | 大さじ1/2 |
水 | 50cc |
笹の葉 | 20~30枚 |
<トッピング> | |
桜エビ | 適量 |
紺のり | 適量 |
黒ゴマ | 適量 |
このレシピに使われている野菜・旬・健康テーマ
※ 健康テーマは、レシピの中で使用している野菜の栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。
じっくり!
お料理!
- 笹の葉をきれいに洗い、水気を拭き取る。両端を切り落とし2枚に切る。
- 魚の下準備をする。塩味が濃いサケの場合、ひたひたの酢に40分ほど漬け塩出し後、みりんとお好みで砂糖(各大さじ1程度、分量外)を混ぜた酢(分量外)に、ひたひたに漬けて最低1時間は置く。
- うす揚げは湯抜きした後に10等分ほどに切り、煮汁用の材料を加え、甘辛く煮る。煮あがった後、約2~3cm角20切れ分にする。
- 紺のりは水で戻し、ペーパータオルなどで水気を切る。ハサミで適当な長さにカットし、酢を振りかけておく。(水で戻さず、ハサミで切って乾燥したまま使っても良い)
- 米を研ぎ、少し硬めに炊く。炊き上がったら熱いうちにすし酢を加えて手早く混ぜる。うちわで人肌程度に冷ます。
- テーブルに笹の葉をツルツルの面を上にして並べ、ネタの魚またはうす揚げを1切れずつのせる。
- 酢飯を約40gずつ手に取り、おにぎりにして硬めに握り、ネタ(魚・うす揚げ)ののっている笹の上に置いていく。
- トッピングの具材を酢飯の上にのせる。サケは紺のり、うす揚げは黒ゴマなど、ネタによってトッピングを変えると良い。うす揚げとゴマは相性が良い。
- 押し寿司用のすし桶に少し重ねながら並べる。すし桶がない場合は、深めの密閉容器でも良い。笹の葉の切れ端を出しておくと、出来上がった時に取り出しやすい。
- 1段目を詰めた後、長い笹かラップを被せて仕切り、2段目を詰める。
2段目を詰めたら、上に長い笹かラップを被せ、フタをする。フタの上に重石5kgをして一晩寝かせたら「押し寿司」の出来上がり。密閉容器の場合は、ラップの上から目皿を使ってひと押ししてから重石をする。
1人では大変な作業ですので、ご家族で分担して作ると良いです。ネタが見えなくなるので、トッピングを工夫してネタが何か分かるようにすると良いでしょう。