岩手県「くるみ豆腐」JA江刺女性部
くるみとくず粉を使った、豆腐のような形と食感です。
江刺特有の料理で、盆や法事などの精進料理の際、刺し身代わりとしてつくられてきました。
甘めのみそにしょうが汁を加えたたれをかけ刺し身として食べたり、そのままお茶うけにもします。
材料(10人分)
むきくるみ | 100g |
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吉野くず | 100g |
砂糖 | 100g |
塩 | 一つまみ程度 |
水 | 900cc(冬は1000cc) |
[刺身用たれ] | |
みそ | 100g |
砂糖 | 大さじ1 |
しょうが絞り汁 | 大さじ1~2 |
酒 | 大さじ1 |
水 | 適宜 |
JA女性部レシピ
つくろう!
- くるみはすり鉢でつぶつぶがなくなるまでよくすり、水を加えてさらにすり、裏ごしする。裏ごしで残ったくるみはまたすり鉢に戻し、なくなるまで繰り返す。
- 鍋に、①と吉野くず、砂糖を入れてかき混ぜ、吉野くずがとけたら火にかける。
- 中火で10分程度休まずへらでかきまぜ、全体がとろりと固まってきたら火を弱め、鍋の底にゆっくりとのの字を書くように、練りあげる。火力によって練り上げる時間は変わる。火を止める数分前に塩を加える。
- 水でぬらした容器に入れ、常温で冷ます(冷蔵庫に長い時間入れると食感が悪くなるので、食べる30分程度前に入れるとよい)。
- 刺し身用の場合は容器から出し、刺し身の形に切り、だいこんの千切りをつまにして盛りつける。刺し身用たれは、分量のみそをよくすり、砂糖、しょうが絞り汁、酒を加えてよくまぜ、さらに水を加えてソースくらいの固さに伸ばし、器に盛ってくるみ豆腐に添える。
くるみは鬼ぐるみで、よくすること。水の分量は夏と冬では違います。鍋は浅く広いもの、へらは鍋の底をかきまぜやすい平らなものが使いやすいです。火にかけたら最初から最後まで手を休めず、鍋の底をいつでもまんべんなくへらが回っているようにかきまぜること。くるみと吉野くずと砂糖は同じ重量でよいのですが、砂糖は好みで加減してもよいでしょう。塩は刺し身用の場合は入れず、お菓子として召し上がる場合に入れてください。