岡山県「山菜おこわ」JA阿新女性部
どうしておこわって言うんだろう? 調べてみました。
もともとは、もち米を蒸したものをおこわと言っていたようです。
おこわは漢字で「御強」と書き、正式には「強飯」(こわめし)と言い、丁寧語の「お」がついて「おこわ」になったそうです。
昔は「かたい」ことを「こわい」と言い、おこわに使うもち米は非常に高価なもので、民衆はめったに食べることが出来ませんでした。したがって「ハレの日」であるお正月やお祭り、お祝い事など特別な日にしか食べられなかったおこわを、いつしか季節の変わり目に色々な具を代えて楽しむためのごちそうとなったようです。
「山菜おこわ」は、貯蔵野菜や塩漬け、乾燥した山菜、こんにゃく等春に貯蔵したわらび、ぜんまい、たきみずな、たけのこ等、また秋の香茸、さくらしめじ等、山の幸で香り豊かなおこわを楽しむ事が出来ます。
材料
(1升分) | |
もち米 | 1.2㎏ |
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うるち米 | 300g |
若鶏切り身 | 150g |
ごぼう | 150g |
にんじん | 150g |
山菜(わらび・ふき等) | 300g |
干し椎茸 | 40g |
(A) | |
水 | 160cc |
しょうゆ(淡口) | 10cc |
(B) | |
砂糖 | 60g |
酒 | 35cc |
和風だし(汁) | 60cc |
みりん | 50cc |
しょうゆ(濃口) | 30cc |
しょうゆ(淡口) | 20cc |
椎茸戻し汁 | 150cc |
水 | 35cc |
このレシピに使われている野菜・旬・健康テーマ
※ 健康テーマは、レシピの中で使用している野菜の栄養素をもとに分類したもので、選択できる病気の回復などをお約束するものではありません。
JA女性部レシピ
つくろう!
- 米は洗って一昼夜水に浸しておく。山菜の下準備(塩漬けは塩を抜いておく)。干し椎茸は戻しておき、戻し汁も使うので取っておく。
- 材料は(鶏肉・ごぼう・にんじん・山菜・干し椎茸)は小さく切る。
- 鍋に油を熱し、2の材料を炒める。(にんじんは最後に加える)
- 水と調味料Aを3に加えて煮る。アジが付いたら具と煮汁に分ける。
- 浸水した米をざるに上げて水を切り、蒸し器で蒸す。
- 蒸し器の湯気が上がったら、ボールに蒸した米を移し、4の具と煮汁を均一になるように混ぜる。
- 再度蒸し器に移してふっくらとしたおこわに仕上げる。
蒸し上がった米を一度ボールに移して、具と煮汁を混ぜる時、煮汁が均一になるように混ぜるのがポイント!